先日は、挙式後の移動に わかやま電鉄貴志川線の貸切電車 「寿号」 を利用できることを紹介しました。
神社での結婚式というと、昔ながらのしきたりがあって堅いものだと思っている方も多いのではないでしょうか?
勿論、挙式自体は儀式ですから決まりごともいろいろとありますが、式を執り納めた後はそうでもありません。
伊太祁曽神社で挙式をされた方の中には、お二人のアイディアでユニークなことをされた方もいらっしゃいます。
その1つが先に紹介した 寿号 です。勿論、これは神社とわかやま電鉄が企画として温めていたものですが、実現させるかどうかは新郎新婦お二人によるものです。
その他にも、新郎新婦お二人からの提案で行った企画がありますので紹介します。
1つは、以前にも紹介しましたが 餅撒き です。
和歌山県は全国的にも餅撒きが盛んな土地柄のようですが、結婚式でもしばしば餅撒きが行われます。
撒かれるお餅も、紅白セットにしたものだったり、赤・白それぞれだったり、少し大きなお持ちに「寿」と記したものだったりいろいろです。
また、お餅だけでなくお菓子なども一緒に撒かれることもあります。
お餅などは、両親や親族へのお礼と幸せのおすそ分けとして撒かれるのですが、中には親族だけでなく、その時居合わせた参拝者にも是非加わって欲しいという新郎新婦もいらっしゃいます。
お餅は挙式の間、本殿にお供えし、式を執り納めた際に神職が神前から戴いてきて、新郎に三方ごとお渡しします。新郎は三方にのったお餅を捧げ持って新婦と共に餅撒きの場所へ行き、皆さんにお餅を撒くのです。
鏡開きを行った新郎新婦もいらっしゃいます。
鏡開きと言うと、一般的にはお酒の入った菰樽の蓋を木槌で叩いて開ける儀式ですが、このお二人が提案された鏡開きの樽の中身はプチギフト。
挙式後、参列の親族や、挙式の様子を見守りに来た友人を集めて 鏡開き を行い、中から出てきたプチギフトを、皆さんに1つずつ新郎新婦が手渡ししていました。
これも、二人の気持ちがこもったとても良い取組みだったと思います。
他にも、和歌山県南部にある田辺市の山中に桜の若木を植樹し、数年後にその桜材を用いて家具などをつくれる企画もあります。勿論、樹木が大きく育つまでには時間がかかりますので、植樹を行い、代わりに桜材を提供してもらうことも可能です。こういう取組みをしてくれる材木屋さんからご提案をいただいています。
こんな風に、伊太祁曽神社での神前結婚式では、新郎新婦お二人の気持ちを大切に、極力ご要望に沿ったお式の実現にもお手伝いさせてもらっています。
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