割り箸論争も振り返るともう9回目。2ヶ月に亘って掲載しているのですね。
そろそろまとめをして、一旦終わりにしたいと思います。
割り箸は木を伐採して生産される。木を伐るのは地球環境によろしくない。というのがそもそも割り箸の使用を控えて、マイ箸・エコ箸を使おうという運動の骨子だということでした。
一方で、割り箸は間伐材や端材を用いて作られており、捨てられてしまう材木の有効活用なのだから使わなくてはいけないという意見があることも確認しました。
ところが割り箸作りの現状は、9割超が輸入であり、しかも大方が中国であること。中国で製造される割り箸は端材や間伐材ではなく、1本の木をそのまま原料としていることがわかりました。更に中国政府は伐採した後に植林することを義務付けているにもかかわらず、ほとんど実施されていないのが実態だということもわかってきました。
しかし、同時に国内の森林では多くの間伐材が山に捨てられている実情もわかりました。更に人手不足や原木価格の低迷のため、十分な間伐ができず、間伐が行われないことで森林の育成が十分でないというマイナスのスパイラル構造に陥っていることもわかってきました。[0回]
それでは、今後どの様にするのが良いかということですが、いろんなかたがたと意見を交換させてゆく中で、「端材を用いたマイ箸を作ってみるのはどうかな」という意見が出てきました。それも作ったものを配ったりするのではなく、それぞれが自分や家族のために木を削って箸を作ってみようかと・・・。
伊太祁曽神社は木の神様を祀っている関係上、材木屋さんたちとの交流があり、彼らと話す中でやってみようということになりました。
その作業を行う中で、森林には間伐が必要なこと、日本の林業の抱える問題、割り箸が輸入に頼っていること・・・、などを話して、割り箸問題の抱えるさまざまな状況を知ってもらうことが必要ではないかと・・・。
材料は、それぞれの会社などで排出された端材を持ち寄って行うことで進めています。
そして、それぞれの木の特徴などを紹介してもらい、参加者がそれぞれに好きな木で箸をつくるという企画です。
お箸を作ったら使ってみたくなりますね。そのお箸で夕食を食べられたらなお良いなと考えています。
企画の詳細はこれからですし、はじめてのことで試行錯誤ですので、幅広く参加者を募ることは考えておりませんが、是非にという方がいらっしゃいましたら、ご連絡くださいね。PR
COMMENT
端材で「My箸」
ちなみに、木材ではなく真竹ですが、私も毎年子供たちのマイ箸を一緒に作っています。おくんちの行事で毎年9月にゴヒづくりをするので、その時、それこそ端材を利用してつくっています。
刃物を使わせるのでハラハラものですが、自分で作るとなにせ愛着が違いますからね~
おかげで、一年中喜んで使ってくれてますよ。今年の9月で4回目になります(^^
普及すると良いなぁ・・・
そして、自分で作ることでものを大事にする心、一緒に作業することで親子のふれあい・他人とのふれあいも育めますよね。
最近の子供は刃物の使い方を知らないといわれますが、万一災害に見舞われたりして刃物が使えなかったりすると死活問題ですよ。
いずれにしても、単に環境問題について喚起するだけでなく、いろいろなことを含めて考えてもらえる場にしたいなと・・・。
ちょっと欲張りすぎかな・・・。
木青会でこういう和が広がると非常に良いですね。
こんばんは
一人でも多くの方に、日本の山の大切さと伐って使うことの重要性を伝えるきっかけになると良いですね。
私も同じようなことを計画してたのに、先を越されちゃいますかね・・・(泣)
マイ箸作成企画♪
>タッキーさん
長野でも是非!
和歌山と長野のコラボ企画が実現?!
すばらすぃ~ (*^_^*)
昨年、夏(神青主催)のキャンプで子供たちにマイ箸を作らせました。
タッキーさんに戴いたような、そんなに本格的なものでなかったのですが、自分で作った箸はまた料理の味も格別なようでした♪
そこから自然環境などが学べたら、それはそれは素晴らしいことです♪
無題
森林は伐って使い、その跡に新たに植樹を行うことで炭素の固定化になるというのが、最近出てきている考え方です。積極的に木材を使用しようということです。
事実、樹木はある程度の年齢を超えるとCo2の吸収がなくなり、酸素を吸って生きてゆくらしいですね。その意味でも、適切な樹齢の木を伐って活用し、新たな若木を植える。
温暖化を危惧する方の中には、森の木は絶対に伐ってはいけないと思っている方もいますから、そのあたりもあわせて教化しないといけませんからね。
今回の企画は、タッキーさんのブログで端材のエコ箸を拝見して思いついたものです。そういう意味では、私のは二番煎じですよ(笑
> isuzu様
県とか地区の枠を越えて、良いものはお互いのノウハウを教えあって広げてゆくことも大事ですよね。信濃紀州連合による企画、いいですよね。