お札には薄い紙が巻かれていますが、みなさんどうされていますか?
神棚(宮形)に納めてお祀りするお札(おふだ)の話です。
お札(おふだ)であり、お札(おさつ)ではありません。
10月に伊勢の神宮で大麻頒布始祭が斎行され、各都道府県や、神社庁の支部、各神社などそれぞれで順次頒布始祭が執り行われ、そろそろ氏子崇敬者の各家庭には神宮大麻(お伊勢さんのお札)が届く頃ではないでしょうか。神宮大麻にあわせて氏神様のお札も頒布されるところも多いと思います。
お札には、木製や紙製、形も剣先や角など様々ですが、神宮大麻は紙の角札ですね。
そしてお札に記されている文字が読めるような薄い紙が巻かれています。
各神社のお札でも紙札の場合、同様になっているものがありますね。
(写真右側がそれぞれ薄い紙の巻かれているもの、左側が取ったもの)
この薄い紙、もともとは包装紙の役割として巻かれたものだそうです。
ですから本来は頂いてきて、神棚に納める際に取るもののようですが、御神名や神社名がそのまま見えるのは恐れ多いと、この紙を巻いたままお祀りされる方も多いようです。
それだけ神様に畏敬の念を抱くことは決して悪いとは思いませんので、その祀り方を否定はしません。ただ、時々この薄い紙をどうしたらよいのか聞かれることがあるので、その由来についてのみ記しておきます。
年末には自宅や会社の神棚のお札を新しくされる方も多いと思います。参考にしてください。
[140回]
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COMMENT
No Title
Re:No Title
お札に巻かれている紙について
Re:お札に巻かれている紙について
元々は記載の通り ”包装紙” 的役割だったようです。
その後、様々な解釈がなされるようになっているようです。
仰るように、お祀りされている環境にあわせるというのも1つですね。