木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。
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7月31日は茅輪祭本殿祭当日ですが、すっかりと定着した 打ち水大作戦 の日でもあります。
今年も午後3時より一斉打ち水を実施しました。
平成19年より開始した「打ち水大作戦 in 紀州和歌山」も今年で11回目。
新たな10年の始まりの年として、今年は伊太祁曽神社以外の場所でも久々に打ち水大作戦の実施となります。
さて、打ち水大作戦 in 紀州和歌山 では打ち水後にシャボン玉を飛ばすことをしていますが、今年は新たな試みとして桧オイルを混ぜた水を撒くことをしてみました。
水を撒いた後に、桧の香りが漂い涼やかな気持ちになることを想定してのものです。
作戦開始時刻30分ほど前から、恒例の「打ち水音頭」を流します。
♪ うっ、うっ、う~ち水! そっ、そっ、そ~よ風
午後3時には打ち水にはうってつけな暑さ。挨拶もそこそこに打ち水を開始したい気持ちに駆られながらも、打ち水大作戦の趣旨説明と今回新たな取り組みとなる3事業体の紹介と、桧オイルの入った水を撒くことを説明します。
そしていよいよ作戦開始。
準備した約500リットルの井戸水(桧オイル入り)をみんなでひたすら撒きます。
撒くための作法などなし。柄杓で撒くもよし、手で撒くもよし、子供たちは段々とエスカレートしてほぼ水遊び状態。
撒き終わる頃には涼しくなってきましたが、ここは作戦の成否を確認する儀式を行わなくてはなりません。
子供から順番にシャボン玉を配ってゆきます。
大人の分までちゃんと準備しているのですが、例年なかなか大人の方はシャボン玉を取りに来ません。配ってからは子供よりも大人の方が楽しんでいる人が多いのですがね(笑
打ち水の後涼しくなるのは、地表の温度を撒いた水が冷やすからで、地表温度が高いと気化熱で上昇気流が発生します。この上昇気流を視覚的に捉えようというのがシャボン玉を飛ばす目的です。
つまり、シャボン玉が空高く舞い上がれば、打ち水大作戦は成功ということになります。
勿論、今年も作戦は大成功でした。