前回は、一番身近な パワースポットは家庭 と記しました。
しかし、どんな家庭でも常にパワースポットとして存在できる訳ではないとも記しました。
それでは、どんな家庭がパワースポットとして機能しえるのでしょうか?
端的に云うと、
感謝と畏敬の念を忘れず、正しく家庭として機能している家
ということになりましょうか。
[3回]
なにやら難しく感じた方もいらっしゃるかも知れませんが、そうでもないですよ。
日本人が、日本人として当たり前に暮らしてきたやり方が、家庭というパワースポットを生み出すのです。
ただ、現代社会は、その 「当たり前にしてきたこと」 というのができていない場合があるのですが・・・。
まずは、家族の皆が、それぞれに相手に感謝の気持ちを持つことです。
外で働く夫は、常に家を守り家事をこなしてくれている妻に感謝すること。
妻は、夫の働きで生活が成り立っていることに感謝すること。
勿論、現在では共働きの家庭も多くありますし、夫と妻の役割が逆転している家庭もあるでしょう。
その場合も、それぞれに相手のことを思いやり、感謝の気持ちを持つことです。
子供達は、両親のお陰で自分達が生活できていることを感謝し、親は子供達にその気持ちを押し付けないことです。
そうすることで、家庭が温かい場になりますね。そうすると、家に帰りたくなってきます。
次に、家族全員が感謝の気持ちを表せる場所をつくることです。
具体的には、神棚や仏壇ということになります。
神棚には当然神様をお祀りします。神様には、自分達が生かされていることを感謝します。
人が生きてゆくのに必要な食料は、自然の恵美があり、それらを育て・収穫してくれる方々がいてこそ得られるものです。目に見えない沢山の恩恵があってこそ、人は生活できています。
それに感謝することが、神様に手を合わせることです。
仏壇には、ご先祖様がお祀りされています。今の自分が生まれてきたのはご先祖様あってのことですから、やはりこちらにも感謝ですね。
今は、住宅事情などから、神棚・仏壇の無い家庭も多くなっています。
仏壇については、「自分は長男で無いから」 とか 「嫁いだので」 などという事情もあると思います。
その場合は、無理に仏壇を作る必要はないと思いますが、お彼岸やお盆にはお墓参りをして先祖に感謝することを忘れないようにしてください。
神棚については、長男云々という理由は関係ありませんので、是非設けてください。
大きなものを準備しなくても結構です。
壁に掛けられる形態の神棚や、そのまま壁掛けのできるお札というのもあります。
また、箪笥の上や棚の一角にお札を祀るというのでも、場合によってはよいでしょう。
家族が手を合わせて感謝する場所をきちっと設けることが必要だと思います。
少しわき道にそれますが、次回は正しい神棚の祀り方について、記しておきます。
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