在日中国人監督が作成した映画 「 靖国 YASUKUNI 」 を巡って、様々な論争がおきているのは皆さんご周知のことと思います。
・「反靖国」 のプロパガンダ映画だ
・特定の思想に偏った映画に対して、税金から捻出される助成金が出るのはおかしい
・映画の内容については表現の自由だ
・右翼団体からの圧力で上映中止に追い込まれた
いろいろな観点から話題になっています。
私自身は内容に賛成できない映画のように感じていますが、これは周りの方々のいろいろな意見から推察しての判断でしかありませんでした。
実際にプロモーションや予告編すら観たこともないので、基本的に考え方を公に示すのを保留していました。
今回、ブログで取り上げようと心変わりしたのは、この記事を新聞で読んだからです。
【Yahoo!ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080412-00000100-jij-soci[0回]
神社の境内で無許可に撮影し、それを公の場、それも興行として公開するのであれば問題があろうと。
個人的に撮影する分については神社側としても特に問題にはしないでしょうが、映画として公開するのであればやはり許可は必要です。
このことは神社のHPにもちゃんと掲載されています。
http://www.yasukuni.or.jp/coverage.html
「表現の自由」 を謳うのは結構ですが、自由は好き勝手にすることとは違います。
この1点を見て、概ね皆さんが仰る 「反靖国映画だ」 という主張に完全に同意しました。
(それまでも、別に同意していなかったわけではないのですが・・・)
そこで映画の公式HPを見てみました。
http://www.yasukuni-movie.com/index.html
また映画の予告編が YouTube で公開されているようです。
http://jp.youtube.com/watch?v=PGIZS5ZsGy8
この予告編を観ただけでは内容について正直判断できません。
「靖国刀」 についてを軸にした映画であろうと推察するだけです。
靖国刀 を鍛錬した刀匠達がどのような想いで 刀鍛冶 を行ったのか。
これがきちっと伝えてもらえる内容であればよかったのですが・・・。
残念ながら、刀匠の刈谷さんからは削除要請があったといいます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000948-san-pol
撮影前の趣旨と、出来上がってきた作品が異なるものであったことが大きな理由だということです。
靖国刀についての正しい情報を踏まえた映像。どこかが造ってくれませんかねぇ~。
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COMMENT
靖国論争が身近になりました。
撮影許可なしに一般放映する、という行動から「反靖国」だと推測されるのは得心できます。
でも、その上で今は、この映画を一度見てみたいと思うようになりました。
価値観にどんな多様性があるのか、いろんな方の意見を聞いてみたい気がするのです。
靖国のことについて、私は勉強不足でなにも語れませんが、これを機会に少し考えたいとも感じました。
5月から放映される、という記事もありましたので、目にすることになるかもしれませんね。
客観的見地
ただ靖国問題について白紙の人間が見るとその価値観に染められてしまう恐れがあるとも言います。同時に逆のスタンスのものも見て見られることをお勧めします。