今日は 「彼岸の中日」 です。
「お彼岸」 というと 仏教行事 という感覚が一般的だと思います。
確かに 「彼岸」 という言葉は仏教用語です。
しかし、この春分の日のお彼岸、秋分の日の(後の)彼岸に先祖祀りを行うというのは日本古来の行事です。
勿論、中国でも先祖祀りは行いますが、「清明」 の時に行われるようです。
清明は二十四節季のひとつで、4月5日頃です。
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彼岸の中日は 「春分の日」「秋分の日」 で祝日になっています。
戦前のこの日は、戦前 「春季皇霊祭」「秋季皇霊祭」 という歴代皇族を祀る祭礼日でした。
日本人は春秋の彼岸とお盆、そして祥月命日の年に4回墓参りをする習慣があります。
祥月命日というのは、1年祭が終わった後の (即ち没後1年経って) 命日をさす言葉です。
もともとは 正月命日 と記したようですが、 しょうつき → しょうがつ と混同されてしまうことから 祥月 と表記を改めたようです。
命日と同じ日に月参りすることを 祥月命日 と使用する人がいますが、これは 月命日 のことであり、混同してしまっているものでしょう。
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