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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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お参りしない人たち

昨日は終戦記念日でした。
いろんな考え方がありますが、少なくとも戦前・戦中は、出征して戦死すると靖國神社に祀られると皆が考えていました。
勿論、現代でも多くの日本人はそう思っているはずです。

と、こう書き出すと、終戦記念日の閣僚参拝などに話が行きそうですが、それを書きたいのではありません。
終戦記念日に関する記述は、いずれ書きたいとは思っていますが・・・。

この日は、全国から多くの方が靖國神社を参拝されます。
その傾向は近年特に顕著に思います。それ故に社頭が非常に騒々しい。
参拝反対派の方々の動きもあって、神社周辺は物々しい雰囲気になることもあるようです。

個人的には、この日は皆で静かに参拝する日になればよいと思うので、過激な行動は参拝賛成派の方であっても許しがたいのですが・・・。

テレビカメラも随分とやってきて、一般の参拝者にもインタビューしたりしていますが、その中での1コマ。
マイクを差し出すレポーターに対して、「貴方はお参りしてきたんですか?」と問い返す参拝者。
レポーターは参拝していないと返答・・・。

戦没者追悼の気持ちを持たない方がいくら取材しても、英霊に誠を捧げに来た方々の気持ちは永遠に理解できないでしょうね。

靖國神社や護國神社に参拝する人たちは、皆 「みたま安かれ」 と思い、お参りするのです。
誰も、戦争で戦って、相手を打ち負かしてきたことを讃えるのではなく、一番讃えたいのは、大切な祖国を守り、次世代が日本という国で誇りを持って生活するために、自らの命を賭して戦ったことを讃えるのです。

戦没者追悼については、いろいろと思うこともありますし、記してゆかなくてはならないことも沢山あるのですが、時間をかけてゆっくりとやってゆきたいと思っています。

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パワースポットブームの中でも、参拝しない人たちというのを見かけることがあります。

以前の記事 「パワースポットブームを考える」 でも記しましたが、神社・仏閣をパワースポットとして ”訪問” するが、手を合わせることをしない人たちです。

また、神社・仏閣が観光化すると、施設見学だけをして、手を合わせることなく帰ってゆく人たちも多く見受けられます。

当神社の、和歌山のパワースポットの1つに数えられ、また たま駅長 で爆発的に有名になった 貴志川線 に観光にこられるかたも多くいらっしゃいます。

そういう意味では、上記の両者に当てはまりまして、当然 参拝をしない方というのも、それに応じて散見されます。


日本人の考え方の根底には 人智の及ばない大いなるもの に対する 畏敬の念 というのがあったと思います。
それが、神社を生み、仏を敬い、年長者を大切にするということに繋がっているのだと思います。

こういった意識が薄れているのが、今大きく問題になっている、100歳以上の方が200名以上も存在不明という事態を引き起こしているのではないでしょうか?
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