10月1日は、月次祭に引き続いて 御井社祭 を執り行いました。
御井社祭は、井戸の神様を祀る、御井社(みいのやしろ)の例祭です。
御神前に神饌を供えて、宮司が祝詞を奏上し、宮司に続いて参列者の代表が玉串拝礼をしました。
祭典後には、井戸のお水を頂きました。
この井戸から湧く水は、昔より 「いのちの水」 と呼ばれています。
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病人にこの水を飲ませると、病が良くなると伝えられています。
今日でも、大阪府の南部や、和歌山県東部の方が病気になると、家族や近隣の方がこの水を汲みに来て、病気平癒の祈願をしてゆかれます。
神社でも、病気平癒祈願の方には、必ずこの水を汲んできてもらい、神前に供えています。
伊太祁曽神社の神様、五十猛命は、『古事記』 には大屋毘古神という名前で登場し、この神様は大国主神の命を救います。このことから 「いのち神」 の信仰が生まれたようです。
「いのち神」 様の神社の境内から湧くお水なので、「いのちの水」 と呼ばれてきているのでしょうね。
その御神恩に感謝するのが、御井社祭です。
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