木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。
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来月1日に皇太子殿下が帝位に就かれ、光格天皇以来実に二百数十年振りに受禅践祚が行われます。
巷では「譲位(退位)」「改元(新元号)」と騒がしく言っていますが、一番祝うべきことはこの5月1日で「皇太子殿下が天皇の位に就かれる」だと思います。
ここで私は「即位」という表現を敢えて避けています。戦後、我が国は天皇の「即位」とダブルミーニングで使用してしまうようになりましたが、戦前であればこの5月1日は「践祚(せんそ)」であり、「即位」は令和元年10月22日の「即位の礼」を以て行われると報道されたはずです。
「践祚」とは天皇の位を継ぐことであり、「即位」は天皇の位に就いたことを広く内外に知らしめることを言います。
そして先帝の崩御による践祚を「諒闇践祚(りょうあんせんそ)」と言い、今回のように先帝が譲位の御意向を示されて行われる践祚を「受禅践祚(じゅぜんせんそ)」と言います。
このあたりの詳しいことは項を改めるとして、この御代替わりに際して全国の神社では、関連の祭祀が執り行われます。
伊太祁曽神社の場合は、以下の日程で祭祀を予定しています。
平成31年
4月29日 午前10時 昭和祭、併せて御譲位御安泰に関する祭祀
令和元年
5月1日 午前10時 践祚改元奉告祭、併せて月次祭
10月22日 午前10時 即位礼当日神社に於いて行う祭祀
11月12日 午後4時 臨時大祓(大嘗祭に際し)
11月14日 午前11時 大嘗祭当日神社に於いて行う祭祀
また、本年は大嘗祭が斎行されるため宮中では新嘗祭がありません。
各神社でも同様に新嘗祭の斎行はありません。
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