木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。
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随分と以前に、このブログで服喪の期間について記したことがあります。
身内に不幸があった時に、喪に服す期間のことです。
http://itakiso.blog.shinobi.jp/Entry/51
ところで、先日某所から頂いたものに 「官公庁の規定による忌服の期間」 というのがありました。
この期間が、私たちが 「一般的な忌服期間」 とするものと随分と異なっています。
分かりやすく対比して記してみます。
ちなみに手にした資料では、続柄の記される順番も異なるのですが、対比の都合上一般の忌服期間表にあわせることにします。
死亡者の続柄 | 一般の忌服期間 | 官公庁の規定 |
父母 | 50日 | 7日(血族父母) |
祖父母 | 30日 | 3日 |
曽祖父母 | 30日 | ー |
配偶者の父母 | 30日 | 3日 |
夫 | 30日 | 10日(配偶者) |
妻 | 20日 | |
嫡子 | 20日 | 5日(子供) |
末子 | 10日 | |
伯叔父母 | 20日 | 1日 |
兄弟姉妹 | 20日 | 3日 |
従兄弟姉妹 | 3日 | ー |
甥姪 | 4日 | ー |
孫 | ー | 1日 |
配偶者の父母 | ー | 3日 |
配偶者の曽父母 | ー | 1日 |
配偶者の兄弟姉妹 | ー | 1日 |
恐らく、官公庁の規定は忌服休暇の日数と言う意味なのだと思います。
そうだとすれば、一般にいう忌服期間というのは、神事や祝い事を慎む期間ですので、意味合いが異なりますので、日数については短いのは仕方がないと思います。
しかし、日数の長短のバランスが、一般と官公庁で異なることに気づくと思います。
親の死よりも、配偶者の死の方が期間が長いのですね。
核家族化して、親族間の距離が変わってしまっているということでしょうか。
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