神社には、殆ど例外なく 手水舎 というものがあります。
参拝の前に、手と口を清めるためのものです。
手水の作法については、随分と前に記載しているのでこちらをご参照ください。
http://itakiso.blog.shinobi.jp/Entry/23/
さて、先日 手水鉢(手水を取るための水を溜めている部分) に硬貨が入っていました。
実はこれ、神社としては ありがたくないことなんです。
[0回]
水神信仰や、手水そのものに対するお供え、トレビの泉の影響・・・
いろいろな理由から 手水鉢 に硬貨を入れる方がいるのだと思います。
しかし、手水鉢 に溜められた水は、口に含んで清めるものです。
そこに 硬貨 が入れられるというのは・・・。
硬貨はいろんな場面で流通し、いろんな人の手を経てくるので決して清潔とはいえない代物ですからね。
池などにも硬貨が入れられていることもありますが、神社によっては硬貨の影響で鯉が病気になってしまったりすることがあるそうです。
勿論、賽銭として収めてもらっても良い池もありますが・・・。
少なくとも手水鉢に硬貨を入れられて歓迎している神社はないと思います。
ちなみに、トレビの泉は
後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えがあり、投げるコインの枚数によって願いが異なる。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができる。
と伝えられているそうです。(ウィキペディアより)
PR
COMMENT