少し前に、「スピリチュアル」 という言葉が流行りました。
この頃、随分と神社がマスメディアに取り上げられ、また神社での拝礼作法などもテレビを中心に詳しく説明されました。
それからしばらく経って、現在は 「パワースポット」 という言葉が流行り、その ”パワースポット” として神社・仏閣が多く取り上げられています。
しかし、昨今の パワースポットブーム に 少々疑問を感じます。
そもそも、パワースポットとはなんなんでしょうか?
[7回]
「パワースポット」 について、正確な定義は多分ないのだと思いますが、マスメディアなどで取り上げられている雰囲気からして、いわゆる”いやし”の場所となる処を指しているのではないでしょうか?
もしくは、”気=パワー”の得られる場所。
そういう場所として、神社・仏閣が取り上げられるのは、大雑把な方向として異論はありませんが、そのパワースポットにドッと人が押し寄せる現象は異常に感じます。
そもそも、パワースポットなる場所へ、半ば物見遊山的に赴いて、記念写真を撮って帰ってくれば何かを得られるというものでもないと思うのですが・・・。
伊太祁曽神社も和歌山県のパワースポットの1つとして紹介されることがあるのですが、その目的で参拝される方には、キャーキャー騒いで帰ってゆく方が多いように感じます。
東京の某神社の井戸がパワースポットとして紹介されると、その写真を撮るために長蛇の列ができたそうですね。
お昼過ぎに行くと、今日は今から並んでも井戸にはたどり着けませんよなどと云われるというのですから、行き過ぎたブームに思えます。
そもそも、この井戸に行くために並んでいる方達は、その神社自体に参拝はされたのですかね?
パワースポットについて、色々と思うところがあるので、しばらくシリーズ化して綴ってゆきたいと思います。
今回は導入部ということで、この辺りで・・・。
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COMMENT
こういう風に
Re:こういう風に
実際にその場にいることで気を得たり癒しを得たりする場合もありますから。
ただ、昨今のパワースポットブームの方向性について少々思うところがあるということです。
その辺りをしばらく綴ってゆきますのでご覧いただければと思います。