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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

蘇民将来

新型コロナウィルスによる感染症(武漢肺炎とも言う)の蔓延を防ぐため、マスクや手洗い、不要不急の外出を控えるなどの具体策を皆さん取っておられると思いますが、以前収束の兆しが見えてきません。

そんな中「アマビエ」と呼ばれる妖怪の絵が疫病退散に霊験あるとして広まっています。
アマビエは肥後国(今の熊本県)に現れ、豊作と疫病の蔓延を予言し、自らの姿を描いた絵を人々に見せるように言い残して海に帰っていったと伝わる、半人半魚の妖怪だそうです。
アマビエ伝承は1件しかなく、肥後国の他に日向国(宮崎県)や越後国(新潟県)などでも同様の伝承のある「尼彦(あまびこ)」の間違いではないかという説もあるようです。
アマビエの目撃記録は弘化年間(江戸時代後期)ですから、今から200年足らず前のことです。

それはさておき、日本には古来、疫病退散の伝承として「蘇民将来」の話が伝わっています。
『備後国風土記』には次のような概要の話が記されています。

旅の途中で日が暮れてしまった「武塔」という名の神がいました。
その土地に住む兄弟に宿を求めた所、裕福な弟は申し出を断り、貧しい兄の蘇民将来は粗末ながらももてなしをしました。
何年か後に武塔神は8人の子供を連れて再びこの地を訪れました。そして蘇民将来の家を訪ね「腰に茅輪を提げるように」と伝えます。蘇民将来とその家族は言われるように行いますと、その夜、弟の家族は皆亡くなってしまいました。
武塔神は「私は須佐之男の神である。この先、疫病が流行るときは、蘇民将来の子孫だと云って茅輪を腰につけていれば、疫病にかかることはない。」と云いました。

武塔神は須佐男神であると自ら明かしており、須佐男神を祀る京都の八坂神社の祇園祭は、疫病退散のお祭りとして広く知られています。
その祇園祭の山鉾巡行が今年はこの疫病の関係で中止が決定されました。一部の報道では「今年の祇園祭は中止」「疫病退散の祭りが中止」などとされていますが、正確には ”祇園祭の中の山鉾巡行” が中止になるのであって、祭典そのものは神職だけであれ行われるものと思われます。

また祇園祭が斎行出来なかった室町時代のある時期には、八坂神社の北に鎮まる粟田神社の粟田祭をその代わりにしたとも云われます。
終わりの見えてこないこの疫病の早期退散には神仏の力も必要かと思われますので、いずれにせよ ”いたずらに” 祭祀の中止という誤情報を流すことの無いようにしていただいたいものです。

八坂神社、粟田神社、祇園祭、粟田祭の詳細については各公式ページをご確認下さい。

さて、蘇民将来伝承では「茅輪を腰から提げていればそれが蘇民将来の子孫の証となり、疫病から免れることができる」と須佐男神と言い渡し、そこから玄関に茅輪を掲げる習慣、そして「蘇民将来之子孫」「蘇民将来子孫之家」などを書き記すようになりました。
この辺りの詳しいことは、弊ブログの過去記事「疫病から家族を守る御札」を御覧ください。

この伝承は『備後国風土記』によるものですが、後世に記された陰陽道の秘書『簠簋内伝(ほきないでん)』には、更に次のようなことが書かれています。

もしこれら病の痛み苦しみから免れたいと願うなら、五節句の祭礼を正しく執り行い二六の秘文を守って厚く信敬するように

1月1日は紅白の鏡餅、3月3日は蓬の草餅、5月5日は菖蒲の粽、7月7日は小麦の素麺、9月9日は黄菊の酒を頂き、年始には門松を立て、葬儀は威儀を糺して行え。

京都の八坂神社では、この『簠簋内伝』の伝承により7月7日の七夕に素麺を食べると厄除けになるという社伝があり、またこの社伝が日本での素麺の始まりとされています。

現代では3月3日の桃の節句と5月5日の端午の節句以外は「節句」という言葉を聞くことがなくなりましたが、1月7日(1日という説も)は人日(じんじつ)、3月3日は上巳(じょうし)、5月5日は端午、7月7日は七夕、9月9日は重陽という「五節句」でした。

既に賢明な読者の皆さんは「茅の輪」や「”蘇民将来” と記された御札」を手に入れ玄関に掲げられていると思います。
それに加えて節句の儀式を正しく行うことで、さらなる疫病封じになると思うのです。

伊太祁曽神社でも右のような「蘇民将来之子孫」と記した御札を無料にて頒布しておりますので、まだお持ちでない方は神社にお参りの際にお持ち帰り下さい。(接触を避けるため9:00~16:00の間授与所前に置いています。ご自由にお持ち帰り下さい。)


緊急事態宣言は5月6日までとなっています。今の様子ですと、おそらく延長されるとは思いますが、一旦期日となっている5月6日の前日は端午の節句。

『簠簋内伝』に記される「菖蒲のチマキ」をいただいたり、日本では一般的になっている端午の節句の食べ物「柏餅」を頂くことが、陰陽道に通じる「コロナ除け(現代の疫病除け)」と言えるのではないでしょうか。

蘇民将来の御札を貼り、5月5日にはチマキや柏餅を食べて疫病に打ち勝ちましょう。

#stayhome #端午の節句 #柏餅 #菖蒲湯 #ちまき #鯉のぼり

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疫病から家族を守る御札

武漢由来の新型コロナウィルスの蔓延が大きな問題となっています。
感染拡大を防ぐためには人との接触を減らすのが最も有効と言われていますが、なかなか8割減を実行するのは困難です。

ここしばらく ”アマビエ様” なる妖怪の絵がインターネットを中心に流行しています。
何でも江戸時代に肥後国に現れて疫病の蔓延を予言し、自らの姿を描いた絵を人々に見せろと言い残して、海に帰っていった半人半漁の妖怪だそうです。
この伝承から ”アマビエ様” の絵を描くことや、造形物を創り出すことが広まっています。
神社の中にもアマビエにちなんだ授与品などを頒布しているところもあるようですね。
勿論、所縁のあるところであればそれで良いと思います。


さて、伊太祁曽神社としては、ここは ”アマビエ” ではなく ”武塔神(むとうのかみ)” のお話をしない訳にはゆきません。
武塔神のお話とは、『備後国風土記』に掲載されているお話です。
旅の途中で日が暮れてしまった「武塔」という名の神がいました。
その土地に住む兄弟に宿を求めた所、裕福な弟は申し出を断り、貧しい兄の蘇民将来は粗末ながらももてなしをしました。
何年か後に武塔神は8人の子供を連れて再びこの地を訪れました。そして蘇民将来の家を訪ね「腰に茅輪を提げるように」と伝えます。蘇民将来とその家族は言われるように行いますと、その夜、弟の家族は皆亡くなってしまいました。
武塔神は「私は須佐之男の神である。この先、疫病が流行るときは、蘇民将来の子孫だと云って茅輪を腰につけていれば、疫病にかかることはない。」と云いました。
お話のあらすじは以上の通りです。
武塔神とは、後に自ら須佐男神であると明かします。そして伊太祁曽神社の御祭神である五十猛命は須佐男神の御子神ですから、縁遠からずです。
その須佐男神が「蘇民将来の子孫として茅輪を提げていれば疫病から免れる」と言い伝えています。

この話から「蘇民将来子孫之家」や「蘇民将来之子孫也」と記した木札や御札を貼ったり、茅輪を玄関に掛けると、家族が病気をしない、転じて厄難除け、家内安全になるという信仰を持つ地域が日本各地に点在します。

伊太祁曽神社の夏祭り「茅輪祭」もこれに因むお祭りで、大茅輪をくぐることで自らの厄難を祓うことが出来、また当日頒布される小茅輪を持ち帰って家の玄関に掛けると家族が健康でいられるとされるのです。

新型コロナウィルス除けに、今から小茅輪を準備することは困難ですので、ご家庭の玄関に貼ってもらう「蘇民将来之子孫」と記した御札を奉製する準備を進めております。

近日中に、詳細を記したいと思います。
尚、頒布方法につきましても「密集、密接、密閉」にあたらない方策を取りたいと思います。

【写真】茅輪祭に頒布する「小茅輪」

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新型コロナウィルス感染拡大防止のため

◆ご参拝の皆様へ◆

新型コロナウィルス感染拡大防止のため
神職・巫女もマスク着用の上対応させていただきます。
ご参拝の皆様方におかれましても
マスクの着用をお願いいたします。

人との接触を極力減らすという観点より、以下につきましては記載の通りの対応とさせていただきます。ご了承下さい。
尚、内容につきましては状況に応じて変化する場合がありますので予めご了承下さい。

●社務所・授与所の開所時間の短縮
午前9時~午後4時(通常は午後5時)

●祈願祈祷の受付(完全予約制)
前日午後4時までの予約分のみといたします。
参拝者どうしの接触を避けるため、受付間隔を通常より長くします。

●御朱印の受付(当面の間休止)
緊急事態宣言解除後、同期間中の日付による御朱印帳への記載には対応いたします。
但し、御朱印帳の持参、または郵送が必須です。(紙に書いたものは準備いたしません)

●木の俣くぐり証明書の発行(当面の間休止)

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緊急事態宣言につき

不要不急の外出を自粛する時期です。火急のお参りなどに対応すべく授与所を開けていますが、今の時期に御朱印巡りをされる ”緊急性” は無いかと思います。
今の時期は謹んでいただけますようお願い申し上げます。
騒ぎが収束したら御朱印帳をお持ちの上、お参り下さい。#御朱印

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茅輪祭



 

茅輪祭は「夏越の祓い」です。
人形(ひとがた)に自己の罪穢れを移し、大茅輪をくぐることで半年間の罪穢れが祓われるという、古くから伝わるお祭りです。

7月30・31日両日とも境内には露店が並び、また奉納舞台では様々な出し物が行われます。

今年は「夏詣」という企画にも参画しています。
ご家族、お友達と是非お参り下さい。


31日午後3時より行う「打ち水大作戦 紀州和歌山」では、浴衣で参加されたい方への着付けも行っています。予約優先で行いますので、ご希望の方は下記リンクよりお申し込み下さい。

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親子木工教室

今年も親子木工教室を開催します。
今回は、写真のような木製ロボット「ロボ木ー」をつくります。

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御代替わりに関する祭祀

来月1日に皇太子殿下が帝位に就かれ、光格天皇以来実に二百数十年振りに受禅践祚が行われます。

巷では「譲位(退位)」「改元(新元号)」と騒がしく言っていますが、一番祝うべきことはこの5月1日で「皇太子殿下が天皇の位に就かれる」だと思います。

ここで私は「即位」という表現を敢えて避けています。戦後、我が国は天皇の「即位」とダブルミーニングで使用してしまうようになりましたが、戦前であればこの5月1日は「践祚(せんそ)」であり、「即位」は令和元年10月22日の「即位の礼」を以て行われると報道されたはずです。

「践祚」とは天皇の位を継ぐことであり、「即位」は天皇の位に就いたことを広く内外に知らしめることを言います。
そして先帝の崩御による践祚を「諒闇践祚(りょうあんせんそ)」と言い、今回のように先帝が譲位の御意向を示されて行われる践祚を「受禅践祚(じゅぜんせんそ)」と言います。

このあたりの詳しいことは項を改めるとして、この御代替わりに際して全国の神社では、関連の祭祀が執り行われます。
伊太祁曽神社の場合は、以下の日程で祭祀を予定しています。

平成31年
4月29日 午前10時 昭和祭、併せて御譲位御安泰に関する祭祀
令和元年
5月1日 午前10時 践祚改元奉告祭、併せて月次祭
10月22日 午前10時 即位礼当日神社に於いて行う祭祀
11月12日 午後4時 臨時大祓(大嘗祭に際し)
11月14日 午前11時 大嘗祭当日神社に於いて行う祭祀

また、本年は大嘗祭が斎行されるため宮中では新嘗祭がありません。
各神社でも同様に新嘗祭の斎行はありません。

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天皇皇后両陛下御結婚満60年奉祝祭

本日、午前10時より「天皇皇后両陛下御結婚満60年奉祝祭」を斎行しました。
天皇陛下には皇后陛下と御結婚されて満60年という年月を重ねられ、世に言う「ダイヤモンド婚」をお迎えになられた訳です。

御譲位を今月末に控えられ、いよいよ天皇の御位に就かれているのもあと数日となって来ましたが、その中でこの佳き日をお迎えになられ、全国の神社で奉祝祭が執り行われました。

写真の茄子は当神社での祭典にあたり神饌としてお供えされたものです。
よく観てください。1つのヘタに2つの実がなっています。
まるで両陛下のように寄り添ったこのナスは、今日のお祭りに最適なお供えだったかもしれません。

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新春初笑い 招福こども寄席

新春初笑い 招福こども寄席

今回初めての取り組みとして、元日と2日に「新春初笑い 招福こども寄席」を行いました。
昔から「笑う門には福来たる」と言います。年頭に笑顔でいられることは福を呼び込むことに繋がります。

今回、寄席を行ってくれたのは「わかやま楽落会」の子供たち。
子供だと侮ってはいけません。全国から子供落語家が集まる大会で賞をとった実力者もいます。

新春から多くの方にご来場いただき、沢山の笑顔が花開きました。

来年の正月も開催することが決定しました。今年はお運びいただけなかった方は、是非来年お越しください。

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お国自慢書道教室

伊太祁曽神社では、明年正月に書展を行うことと致しました。この書展にはどなたでも作品を応募することができますが、テーマを決めさせていただきました。
題して「和歌山 お国自慢 書道展」
和歌山県には全国に誇れる様々な物事が沢山あります。これらを再確認して和歌山県の誇りを胸にしっかり刻んで貰おうというのも、目的の1つです。
自分が思う和歌山のお国自慢を半紙に毛筆で記してあれば、どなたでも出展することができます。出展作品を見て共感する和歌山自慢新たに発見する和歌山自慢を楽しんでもらえたらと思います。
この書展に出展する作品を書く書道教室を併せて開催します。普段毛筆に触れることの無い方も、この機会に是非、ご参加ください。

 

<書道教室>
日程:11月27日(火)、12月8日(土)、12月9日(日)
   ①10:00~12:00 ②13:30~15:30 ③16:00~18:00
レッスン料:2,500円(奉納展示初穂料1点分含む)
講師:山西未成子(山西書道教室)
定員:各回10名(先着申し込み順)
申込先:伊太祁曽神社 073-478-0006(9:00~17:00)
<作品展示>
日程:平成31年1月3日(木)~10日(木)
   10:00~16:00
場所:伊太祁曽神社常盤殿

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茅輪祭 奉納行灯


境内には2日間、露天が並び、また敬神婦人あじさいの会による恒例の流しそうめんも行われ多くの人で賑わいました。
丁度、茅輪祭の直前に、TOKIOの鉄腕ダッシュというTV番組で和歌山市雑賀崎の全長約1kmの流しそうめんが放送された直後だったからか、多くの人が流しそうめんを楽しんでいるように見えました。ちなみにテレビで使われた竹も、茅輪祭で使っている竹も、同じ山東地区の竹です。

今年の茅輪祭の奉納揮毫雪洞です。



今年の茅輪祭に御協賛いただいた皆様です。
割拝殿の行灯だけでなく、お参りに来た皆様に配布した茅輪祭奉納舞台プログラムや、奉納舞台横にもお名前は掲載させていただいております。
ありがとうございました。m(_ _)m
 奉納行灯(あ~う) 奉納行灯(う~か) 奉納行灯(き~さ)奉納行灯(さ~た)奉納行灯(た~ひ)奉納行灯(ふ~め) 奉納行灯(も~わ) 
アウテリア旭、青木実業㈱、㈱浅井良工務店、敬神婦人あじさいの会、㈱アモーレ、伊太祁曽神社を愛する会、一の宮巡拝会塩原輝昭、井原寛人、岩橋憲策、パワーステーション上西石油店、上野浩司、浦島温泉中松邦昭、鮮魚うを幸、㈱ウチハタ、エポック㈱山下茂男、大池下土地改良区、そろばんあんざん大河内珠算会、㈱大阪木材相互市場、㈱オオジ建設、大谷産業㈱、大牧繊維㈱、岡内科・胃腸科クリニック、㈱岡崎、奥・片山・佐藤法律事務所弁護士奥国範、川崎三郎、税理士法人川邑・中合同会計事務所、関西建設㈱、岸本昌義、㈱キセイテック、㈱北浦、㈱ウエディング絆、紀宝電設㈱、㈱共和開発、㈲國友組、クリーンサワ㈱、㈱ケーエム・ホームケアサービス、㈱国際テック、古事記を読む会小川世琳、㈲小林硝子、木もれび、佐伯美穂子、山東ツバメ石油店、山東町づくり会、三和寿司、ジャスマップ出口恵一、㈲白樫木材、㈲しんがい石材店、㈱進藤建設、セブンイレブン和歌山永山店、セブンイレブンJR和歌山駅東口店前田敏宏、セブンイレブン和歌山吹上店小雑賀一丁目店、㈲ターキ商会、大徳寺昭輝、社会福祉法人寿敬会大日山荘、ダイワモーター、高田弘子、社会福祉法人浩和会竹の里園、辰丸水産角野隆夫、玉置農機商会、四季の味ちひろ、㈱東部建設、㈱東陽園建設、ながやま保育園、萩原利次・恵美子、白光印刷㈱、ブライダル平北、平田建設㈱、平谷憲一・理子・匡史・安弘、フィンランドジャパン貿易㈱、㈱藤本水道、㈱前川林業前川文広、㈲松原工務店、美味処丸己、まろわ鍼灸治療院中原徹二、皆川和輝、㈱宮井新聞舗、ビューティーサロンミヤケ、宮下電気、㈱宮本工業、名鉄観光サービス㈱和歌山支店、㈱森本ガス住設、㈲八尾製材所、㈱矢田建設、㈲山田工業、山本めぐみ、㈱山本進重郎商店、㈲ユートピア建設、吉村歯科医院、㈲吉村塗装、社会福祉法人わかうら会、和歌山電鐵㈱、和歌山配管工事㈱、㈱和幸保険事務所、和田紙工印刷(敬称略)


茅輪祭は来年も7月30~31日の2日間です。

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茅輪祭(本祭り)その2

茅輪祭2日目は夕方6時から奉納舞台が始まりました。

まずは紙芝居。
和歌山県女子神職会による神話の紙芝居です。
今年は「天の岩戸開き」を上演してくれました。


そして暗算王決定戦。氏子地区内でそろばん教室を行っている大河内珠算会が毎年行っている人気行事です。まずはエントリーをして予選から勝ち抜いてゆきますが、決勝戦は電卓を持って計算しても間違いそうな問題・・・。この大会の初代チャンピオンは、今テレビでもよく見かける某女優さんだったりしますが、それはまたどこかの機会で記します。


続いては、たけのこ会の子供たちによる民謡。
小さな子供たちから、中学生くらいの子供まで、民謡を歌ったり、どじょう掬いを披露したりと、なかなかに楽しい時間です。
一時期は歌ってくれる子供が少なくなったようですが、少し増えてきたような気もします。



お次はガラッと雰囲気が変わって、パペットクラブのダンス。
先程までの、日本的なほのぼのした雰囲気とは全く逆の、大人っぽいダンスです。
小さな子供たちから、大人まで、キレッキレのダンスを披露してくれました。



さて、ここからはミニライブが2つ続きます。
まずは20歳のシンガー、円香(まどか)さん。
透明感のある歌声に、バックでギターを奏でるのは実の父親という、なんともいい雰囲気の時間。
神社の森によく似合う歌声と曲でした。
  


つづいては昨年も舞台に立ってくれた内川華月さん。
こちらも、円香さんとはまた違った雰囲気の伸びやかな声で舞台を盛り上げます。
艶やかな浴衣姿もとても似合っています。
内川さんはシンガー・ソングライターとして活躍しており、自身のオリジナル曲も披露してくれました。
ラジオ(FM和歌山)でパーソナリティーもしており、曲間のMCもなかなか楽しかったです。
 


奉納舞台終盤は、もう定番となりました月下踊姫のベリーダンス。
今年は少し人数が少なめな感じでしたが、華やかで艶っぽいダンスを披露してくれました。
少し舞台の進行が押していたため一部の屋台が店じまいを始めていましたが、舞台にはまだまだ多くの方が残って楽しんでくれています。



そしてトリは、こちらもすっかり定番となりました紀道のよさこい踊り。
毎年、心からの神恩感謝で踊る彼らの踊りは、見る人の心にまで届きます。
今年はまた衣装を新調して奉納演舞に臨んでくれました。


今年の31日の奉納舞台でした。

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茅輪祭(本祭り)その1

前日のお祭りは「宵宮」いわゆる前夜祭的な位置づけで、31日が本祭りとなります。
関西人には1月の「宵ゑびす」と「本ゑびす」の違いみたいなものという方が伝わるかもしれません。

午前11時に本殿祭を執り行いました。
昨晩の「くぐり初め(くぐりぞめ)神事」では祭壇の祓戸神への拝礼でしたが、本殿祭では御本殿に祀られる五十猛命に対し、夏越の祓いを行うことを告げる祝詞を奏上し、各参列者代表が玉串を捧げて参拝します。


午後3時からは、すっかり茅輪祭の行事として定着しました「打ち水大作戦紀州和歌山」を実施。
今年で12回目です。まずは宮司より打ち水大作戦の趣旨説明などが話されました。
打ち水を行うことで地表温度が下がり涼しく過ごすことが期待できるという説明に加えて、昨年から導入した桧オイルを混ぜた水を撒くという説明もされました。
説明の後は、それぞれが桶に水を汲んで位置に付きます。
一斉打ち水の合図とともに、それぞれが思い思いの方法で水撒きをはじめました。


桶から直接手で撒く人、桶ごと水を撒く人、柄杓を使って撒く人・・・
子供たちも楽しく参加です。
小さな子供たちも一生懸命に水を撒いてくれました。
準備した水は「いのちの水」とも呼ばれる境内の井戸より湧き出たお水です。
この水を撒くことで地表温度を下げるだけでなく、境内の浄化にもなります。
約500リットルを撒き切るにはなかなか時間がかかります。

   
打ち水のあとは、その効果を確認します。
温度計で地表温度や気温を、打ち水の前後で図るのが一番確実ですが、それではあまりにも風情がなさすぎるので、毎年シャボン玉を飛ばして結果を調べます。
シャボン玉が空高く舞い上がれば、上昇気流が出来上がっていることが確認できますので、地表温度を下げた水が気化していることとなり、打ち水大作戦は成功という訳です。
子供だけでなく、大人も童心に帰ってシャボン玉を楽しんでいました。
そして、忘れてはいけないのがお参り。
最後に、まだ参拝を済ませていない方は、人形(ひとがた)を貰って、茅輪を3回くぐってお参りし、自己の罪穢れを祓います。

夕方6時からは、舞台で奉納芸能が行われましたが、その様子はまた稿を改めます。

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茅輪祭(宵宮)

7月30・31日は茅輪祭でした。
通称:わくぐり祭りとも呼ばれるのは、大きな茅輪をくぐるからです。

日本では古来、生まれた赤子は純真無垢な存在で、大きくなるにしたがって罪・穢などに触れてゆくと考えてきました。そこで6月30日と12月30日(旧暦には31日はない)の半年に1度、罪穢れを祓って浄明正直に戻す大祓という行事を行ってきました。
特に6月(水無月)の大祓は、茅萱にあやかって夏を乗り切ろうという考え方から、茅萱を編んで輪を作りそれをくぐる「大茅輪」という行事が行われるようになったと言います。

多くの神社では6月30日に大茅輪をくぐるようですが、伊太祁曽神社の茅輪祭が6月30日ではないのは古くから行われている行事であり、旧暦にあわせているからです。
もっとも、今年の旧暦6月30日は8月10日ですので、正確には旧暦6月30日ではありません。昭和30年頃までは正確に旧暦6月30日に行っていたようですが、それでは毎年祭典日が変動するので1ヶ月遅れの7月30・31日に固定したようです。

さて、前置きが長くなりましたが、今年も7月30日午後6時より茅輪祭宵宮くぐり初め神事を執り行いました。


時刻が近くなると、徐々に参列者が集まってきます。最近は浴衣でお参りに来られる方も少しずつ増えてきました。くぐり初め(くぐりぞめ)神事の時刻が近くなり、特別参列者(責任役員や奉納舞台ゲスト歌手など)も並び、準備が整いました。


午後6時。道楽(みちがく)を先頭に神職以下奉仕員が参進してきました。
これより「茅輪祭宵宮 くぐり初め神事」が斎行されます。
まずは宮司が参列者に対しお祓いである「大祓詞(おおはらいのことば)」を奏上します。
その後、参列者は各自で人形(ひとがた)に自身の体を撫で息を吹きかけて、自己の罪・穢れを人形に移します。

祭員・参列者共に人形祓いを終えると「茅輪開き」
宮司が斧(よき)を用いて、大茅輪に附された注連縄を切り、大茅輪をくぐることができるようになります。


大茅輪を3度くぐり、祭壇に人形を納めて拝礼します。
祭壇には祓いを司る四柱の神々が祀られています。茅輪祭の期間だけの臨時の祭壇です。
多くの神社では大茅輪をくぐって本殿にお参りする形式となっており、祓戸神を祀る祭壇に茅輪をくぐったあと参拝するのは、当神社独特の形式のようです。


祭員・特別参列者が3度輪をくぐりお参りを終える頃に、一般参列者のお参りが始まりました。
まずは本殿にお参りし、その後に大茅輪を3度くぐります。
大茅輪を3回くぐったら、祭壇に人形を納め、祓戸神にお参りします。
これで半年間の罪穢れが祓われました。
大茅輪は30日のくぐり初め神事が済んだあとは、随時くぐっていただけます。
1日の早朝には祓戸神様にはお帰りいただきますので、それまではいつくぐってお参りいただいても結構で、今年も多くの方が参拝に来られていました。

 
日が落ちて暗くなり始めた午後7時からは、神賑行事としての奉納カラオケ大会。今年で38回目となりました。屋台にも火が灯り多くの参拝者が来られています。
今年も30組の方が出演され、自慢の喉を披露してくれました。
今年のゲスト歌手は宮本静さん。紀の川市出身の演歌歌手で、以前に当神社で新曲のヒット祈願と奉納歌唱を行ったこともあります。約30分のミニコンサートでしたが、舞台から降りて集まった参拝者などと握手を交わすなど気さくな舞台を披露してくれました。

31日の茅輪祭(本祭り)の様子はこちらから

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祭典案内

5月1日 月次祭

5月1日 蛭子神社例祭

5月15日 月次祭(奥宮)


6月1日 月次祭

6月1日 門宮祭

6月15日 月次祭(奥宮)

6月30日 大祓

行事等案内

4月20日(中止)
境内清掃作業
朝8:30に朝拝を行い
お掃除を行います。
ご都合の許す範囲でご参加下さい。
途中からの参加も大歓迎です。

真愛整体ヨガ教室
10:30より毎週木曜日に常盤殿で行っています。
回数券制なのでお気軽に
ご参加いただけると思います。

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