先日、こんなニュースを見かけました。
【Yahoo!ニュース】より
民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は9日の理事会で、「(参院では)次の国会から『クールビズ』の申し合わせを廃棄したい」と述べ、次期臨時国会から本会議、委員会でのネクタイ着用を義務づけることを提案した。(
YOMIURI ONLINE)
これに対して、いろいろなところで 「地球の温暖化対策を進める世の動きに逆行する」 とか 「子供達に遠慮するのではなく、学校の制服をクールビズ化するべきだ」 とかいろいろと意見が交わされています。
でもちょっと待ってください。
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クールビスは、地球の温暖化対策として涼しい格好をして冷房の設定温度を上げるために実施されています。
その主旨からすれば、確かに今の世の中の動きに逆行しているかもしれません。
でも、時と場合によってはクールビスという訳には行かないことがあります。
我々神職が祭典や参拝者の祈祷奉仕をする場合もそのひとつです。
いくら暑いからといって、やはり装束を着けずに 祭典奉仕 や 祈祷奉仕 はありません。
「礼節」 を重んじなくてはいけない場面は多々あると思います。
その意味では、夏場の参拝者に 「上着・ネクタイ着用」 とまでは言いませんが、Tシャツ・短パン姿 での祈願も如何なものかと思います。
話を戻しますと、国会というのは、国政についていろいろと審議を行う場。
日本の国の行き先を決めてゆく大事な場所です。
涼しい格好で、快適な環境で、十分に審議していただく事に異論はありませんが、涼しい格好というのが少しばかりだれたように見えることがあります。
西岡氏は理由について、「制服を着た国会参観の子どもがいる中で、大人がリラックスした格好でよいのか」などと述べた。
とありますから、少なくとも 「リラックス」 と感じているのであれば、改めたほうがよいでしょう。
そんな、「リラックスした」 状態で、国家の大事を議論されて、議論が 「リラックス」 してしまうようでは、何の為に選挙をして議員さんを選出しているのかわかりませんから。
威儀を正して、きっちりと議論をしていただきたいものです。
勿論、威儀を正して、きちっと審議していただけるのであれば、クールビズでも構いませんが、、、。
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