神社の清掃に竹箒は欠かせません。
砂利を敷いた参道などはシュロ箒ではうまく掃けないんですよね。
箒は使っているうちに、どうしても穂先が減ってしまいます。
竹箒の穂先が減ってくると、腰が強くなりすぎて、落ち葉を掃いていてもいっしょに砂利も掃いてしまうんです。
そうなると新しいものと取り替えなくてはいけないのですが・・・。
山には5月に整理した竹がたくさんあったはず・・・。
ということで、短くなった竹箒の再生を試してみました・・・。
[1回]
山から、伐った竹の枝を集めた束を運んできて・・・。
悪戦苦闘の結果、右の写真のようになりました。
見場は悪いですが、一応実用的な格好にはなりました。
短くなった穂先をバラしてみると、まだまだやわらかい先もずいぶんと残っていましたので、左のほうに写っている小さいものも作ってみました。
一番左のは、うちの娘用です(笑)
親の真似をして掃除をしたがるのですが、普通の箒では大きすぎて・・・。
で、子供用を作ってみました。
左から2番目と3番目は柄がありません。ちょっとしたところを掃くのに便利かなと思って作ってみました。
実用的かどうかはわかりませんが・・・。
ちょっと前までは、こうしてどこでも竹箒なんかを作ったり、修繕したりしていたのでしょうね。
今はホームセンターで簡単に入手できますが・・・。
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COMMENT
無題
記事のほうは欠かさず読ませて頂いておりましたが、忙しく、なかなか書き込めずにおりました・・・
箒に限らず、今は何でもかんでも使い捨ての時代で、「直して使う」という、日本人の「物を大事にする」風習はどこへやら・・・
それでも気づいている人は、この竹箒然り、
直して使う、大事に使う、資源を無駄にしない・・なんて事を心掛けていたりして・・・
やっぱり割り箸論争に繋がっていくような気がします(笑)
今「3R」というのがよく取り上げられており、こちらで取り上げておられた割り箸論争もまさにそうであったと私は思うのですが・・・
Reduce・Reuce・Recicleというのを、もっと真剣に考えなくてはならんと、
竹箒の再生を見て改めて考えてしまいました。
ところで。
娘さん専用の箒、可愛らしいですね。
きっとお手伝いが楽しくなりますね。
*ぽぷら*様
温暖化とか環境破壊とか言われて久しい世の中ですが、使い捨てによる大量消費文化が改まらない限り根本的な解決にならないと思っています。
薪を取りに山に入ることで、下草刈がされるなど山の整備がされ、囲炉裏や竈で火を使うことで家を煙で燻して虫除けをしなどと連携していたんですよね。稲を刈った藁で縄を編んだり草鞋を作ったりというのもあるいみ資源の有効利用ですし。
子供達が楽しめる中に、3Rなどを教えることができれば一番素晴らしいことだと思います。