奈良国立博物館で第60回正倉院展が開催されています。
正倉院展は、正倉院に納められている、聖武天皇遺愛の宝物を中心とした、天平文化の様々な品々を展示する特別展で、戦後間もない昭和21年より開催されています。
途中、東京で開催された3回を除くと、奈良国立博物館での開催は今年が60回目となるそうです。
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この正倉院展には、私は平成3年から毎年欠かさずに拝観しています。
天平時代の品々といっても、シルクロードの向こう側からやってきた品々もあり、とても驚かされます。
60回も開催されていますが、未だに初出展の宝物があるというのも大変に驚きです。
今年、個人的に大変興味を持ったのは 「金銅の幡」。
幡 は、仏前に吊り下げる飾りで、大抵は布製ですが、これは金銅製の透かし彫りを施したもの。
仏具ですが、形状は 御神輿 につける 瓔珞(ようらく) に似ており、非常に興味深く拝見しました。
今年の正倉院展は11月10日まで開催されています。興味のある方、是非行って見てください。
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