天皇陛下には、15日に皇居内の水田で恒例の田植えをされたそうです。
お田植された品種は うるち米のニホンマサリ と もち米のマンゲツモチ で、合計100株を植えられたそうです。
収穫された稲は11月23日の新嘗祭(にいなめさい)に神殿に供えられます。
ところで11月23日は 勤労感謝の日 で祝日になっています。
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勤労感謝の日というのは 「勤労を尊び、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」 日として制定されています。
これが11月23日に定められているのは前述の 新嘗祭 に由来するものです。
新嘗祭は律令に定められている国家の重要な祭祀で、天皇がその年収穫された新穀を供えて、恵に感謝する祭典です。
さて、この 勤労感謝の日 を 体育の日 と共に11月3日の 文化の日 前後に移動させて、秋にもGW(ゴールデンウィーク)をつくろうという動きがあるようです。
【時事通信】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000226-jij-pol
【読売新聞】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000014-yom-pol
景気対策、観光振興に効果があるとして推進したいようですが、祝祭日本来の意義を失うことのリスクのほうが大きいように思います。
国会議員の先生方には、もう一度祝日の意義を勉強しなおして、よくよく考えていただきたいものです。
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COMMENT
秋のGW案改正
与党案からは「体育の日」を「文化の日」にくっつけて連休にする形で提案する事になるようです。
さすがに新嘗祭に由来する「勤労感謝の日」を動かすことには反対が多かったようですね。
しかし、もう一歩踏み込んで考えると、動かしても良い祝日の存在意義と言うのはなんなんでしょうかね?
「体育の日」も東京オリンピックに由来していますからねぇ~。
【産経新聞】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070519-00000007-san-pol