立秋(8月7日)も過ぎ、朝晩は少し涼しくなってきましたが、まだまだ
先日、車のご祈祷に来られた方が 「暑い中、スミマセン」 と声を掛けてくれました。
ご祈祷となると、烏帽子に狩衣といういでたちになりますから、正直結構暑いです。
着ている枚数はといいますと、下着、襦袢、白衣、狩衣の4枚。それぞれ夏用だったり、薄いものを選んでいますが、さすがに4枚は暑い・・・。
正式には、白衣の上、狩衣の下に、単(ひとえ)というものを着けるのですが、これは省略してもよいことになっています。
そういう格好ですから、真夏の御祈願では、時折参拝者から 上記のようなお声 を掛けられます。
ところで、世間では 「クールビズ」 といって、上着とネクタイの着用をやめ、シャツのボタンも一番上をあける格好が広まっています。
エアコンの設定温度を高くして、冷房の廃熱を少なくし、またエネルギーの使用を抑えることで温室効果ガスの排出量減少に効果的として、一気に広まった風習ですね。
「クールビス」 の、主旨はよく理解しているつもりですから全部を否定はしませんが、しかし どこでもクールビズでよいという風潮には疑問を感じます。
「クールビズ」 で来客に接しても失礼に当たらない、というのが世間の風潮でしょうか?
政府も クールビズ を推進し、閣議などでも クールビズ で臨んでいますね。
本当に、その格好で、いろいろな場面で 失礼に当たらない と本気で思っているのでしょうか?
本気でそう思っているのであれば、菅内閣は首相任命式、閣僚任命式にも クールビズ で臨めるはずです。
しかし現実にはそうではないですね。様々な場面で、閣僚が暑い中ネクタイを締めている場面は目にします。実際閣僚がどう思っているかに関わらず、やはりきちっとした場面では、きちっとした格好をするのが礼儀です。
ですから、私たち 神主が神前に進む際は、どんなに暑かろうが、きちっと装束をつけなくてはいけないのです。
ちなみに、神職が会議等に出席のため背広を着る際も、大抵は上着・ネクタイ着用です。
なぜなら、会議の前には大抵国旗儀礼がありますからね。
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大きく育つと現実世界に植樹がされます
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