7月30・31日の茅輪祭(わくぐり)も無事に終わり、後片付けも落ち着いてきました。
ということで、ようやく今年の茅輪の様子をUPすることができます。
今年は、それぞれの神事・奉納行事を写真とあわせて紹介しようと思います。
(各日の記事は掲載翌日には、それぞれ7月30・31日の記事として移動させますのでご了承ください)
という訳で、まずは くぐり初め神事 より。
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くぐり初め神事 と書くと、よく 「くぐりはじめ」 と読まれる方がいますが、 「くぐりぞめ」 と称しております。
事前に準備した大茅輪は注連縄を張ってくぐれないようになっています。
お祓いの後、宮司が一番最初にこの輪をくぐるので、文字通り 「くぐり初め神事」 と呼んでいます。
氏子総代をはじめとする特別参列者、そして一般参列者が拝殿前に並びます。
時刻になりますと、雅楽の演奏を先頭に、宮司以下祭員が参進してきます。
この雅楽が列の先頭に歩いてゆくことを 「道楽(みちがく)」 と言い、宮司の通り道を清める意味を持っているとも言われます。
宮司が所定の位置につきますと、天下四方を清める 「大祓詞(おおはらいのことば)」 を奏上します。
この時、参列者は静かに頭を下げます。
大祓詞奏上が済みますと、参列者は各自持っている人形(ひとがた)で、自分の頭から足先までを撫でて、最後に息を吹きかけて、自己の知らず知らずの罪・穢れを、その人形に移します。
続いて、宮司が大茅輪の前に進み、鋏で注連縄を切り開き 「茅輪開きの儀」 を執り行います。
祭員、伶人(雅楽を演奏する人)、特別参列者が続いてくぐり、祭壇の前に整列します。
祭壇には、祓戸の神様が祀られており、全員で揃って拝礼し、再び茅輪をくぐります。
更にもう1度茅輪をくぐり、人形を祭壇に納めて退下します。
一般の参列者は、宮司以下の3度目の茅輪くぐりの列に続いて1回目をくぐり、以後3度くぐって祓いを行うのです。
今年も、大勢の方がくぐり初めに参列されました。
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