昨日は、裸詣りが行われました。
裸詣りは、戦前まであった風習で、紀の川筋の人たちが成人儀礼として、日の出前に上半身裸に腰に注連縄をまいて、峠を越えて走ってお参りすることを呼んでいたそうです。
戦後、途絶えていた裸詣りは、形を変えジョギングブームとともに復活しましたが、やがてそれも廃れてしまいました。
現在でも、昔ながらに早朝に裸詣りをされているのは、齢90に手が届こうという古老ただ1人になっています。
しかし、裸詣りが行われた1月15日に近い週末に、地元の少年野球チームの子供たちが、裸詣りを続けてくれています。
今年は1月14日の成人の日に予定していましたが、悪天候のため順延され、昨日20日に実施されたのです。
折しも 二十四節気の 大寒 と重なり、全国各地で寒稽古などが行われる日となったため、それと思い違いをされた方もいらっしゃったようですが、この裸詣りは 大寒 の行事ではありません。
腰に巻いてきた注連縄は、神社に到着してお祓いを受けて参拝の後、拝殿前の杉の木に巻いて帰ります。
こうすることで、1年間無病息災であると伝えられるのです。
今年は特に寒い中、元気に走ってくれました。
[1回]
PR
COMMENT