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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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衣紋・祭式研修会

遣幣使、伶人まで装束をつけて大祭式の研修今日は 衣紋・祭式研修会 が行われ、出席してきました。
普通 衣紋研修会 または 祭式研修会 でそれぞれ1日かけて行われるのですが、今回は両方あわせて1日という 内容の濃い研修会でした。

衣紋 というのは、我々神職が祭典のときに着けている 装束 などを指します。
祭典の種類によって 着る装束 は決められています。
また身分によって 着る事のできる色 なども決められています。
そういった取り決めや、それぞれの装束の着方、着せ方、またたたみ方などを学習するのが衣紋研修会の一般的な内容です。

祭式研修会というのは、祭典などでの足の運び方は物の持ち方などを学習します。
自分の座っている場所や立っている位置、これから進む方向や行う行事によって、左右どちらの足から進めるのかなどということが細かく決められているのです。
祭典では、当然装束をつけて祭祀を執り行いますが、祭式研修会では足の運びなどを確認しますので、装束を着けずに行うのが一般的です。

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正装した神職今回の研修会で、衣文と祭式の両方をあわせた一番の目的は、装束をつけた場合は、白衣袴姿での立ち居振る舞いと若干異なることを実感してもらいたいという点でした。

田舎の小さな神社で、宮司さんお1人で全て行っているようなところでは、なかなか規定通りに装束を着けて執り行うのが困難な場合もありますからね。

正装した神職今回の研修会では、様々な装束を集めて紹介してもらいました。
左の写真は、大祭の時に着ける 正装 と呼ばれる格好です。
男子神職は 衣冠、女子神職は袿袴 が正装です。

右の写真は、正装して 大祭 を執り行うところです。
男子の正装には 赤、黒、青 とありますが、それぞれ身分によって色が決められています。
一番上位となる 黒 は、青年会の年齢では勿論、全国の神職を見渡しても着る事の出来る方は、極々限られていますが、今回は研修と言うことで特別に・・・。
女子の正装は、身分による色の違いはないそうです。
女子の 正装 を見る機会と言うのは、我々でも滅多にありませんので、大変勉強になりました。
 

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