木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
また、7月30・31日に斎行されている 「茅輪祭(通称:わくぐりまつり)」 は水無月祓いの神事であり、昭和初期には旧暦6月30日に行われていた記録が残っています。
旧暦6月30日では覚えにくいので、ある時期に7月30・31日と改めたものと思います。(30日が宵宮、31日が本祭)
これは、概ね新暦と旧暦の時間差が1ヶ月であることによるものでしょう。
例祭(秋祭り)は、現在10月15日に斎行されていますが、江戸時代に記された 「伊太祁曽神社年中行事」 を見ますと、9月15日とあります。新暦の施行によって旧暦9月15日の月遅れで10月15日と定めたことが想像されます。
こういった例は、全国的にも見ることができます。
例えば 東京のお盆は 7月13~16日。しかし、世間一般で言う お盆 は8月13~16日。
8月のお盆を暦では 「月遅れ盆」 とか 「旧盆」 と記しています。
これも、伊太祁曽神社の例祭と同様で、もともとの お盆は7月13~16日 でした。暦が新暦に改まったことで、旧暦の7月13~16日という意味で、月遅れの新暦8月13~16日がお盆とされたのです。
東京は、完全に新暦に移行したのでしょうね。
何故、こんな複雑なことが起こってきたのでしょうか?
続きは、次回にいたします。
COMMENT
なりほど…
お盆がもともと7月13~16日であったと始めて知りました(@。@
本当に世の中知っているようで知らないことばかり!
嬉しくなってしまします(^^:
このシリーズこれからも楽しみにしています!
そうなんです
お盆は仏教行事だと思われがちですが、神道的行事である祖先崇拝に、仏教行事の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が習合して現在の形になったといわれています。
暦には
旧暦7月15日の意味で8月15日とはなんのこっちゃ。1月遅らせれば旧暦に・・・全然なる訳ないよ。正しく旧暦でやればいいんじゃないの。
カントー様