このブログで以前に割り箸について記したことがあります。
割り箸を使うのは森林破壊になるか?(以降9回連載)
その中で、国内の森林は間伐もままならず荒れてしまう一方、外国から割り箸を輸入して、そのために輸入もとの国では森林破壊がされているという実態も報告しました。
そして、それらを解消するために、国産間伐材の有効活用が望ましいということを述べさせてもらいました。
勿論、その方法が全面解決ではなく、いろいろと波及する問題はあるのですが、ひとつの方法としてですね。
さて、本日の読売新聞朝刊に、非常に興味深い記事が掲載されていました。
和風レストランチェーンである 「
かごの屋」 さんが、店舗で使う割り箸を、これまでの輸入材から、奈良県吉野産の間伐材に切り替えるというのです。
もともと木製の割り箸は、奈良県吉野地方で端材を有効活用するものとして造られ始めたということですから、原点回帰でしょうか。
割り箸の歴史について
[0回]
■ 10月27日付け 読売新聞朝刊 12版(環境面)
森林再生へ国産割り箸
和風レストランチェーン「かごの屋」を経営するキンレイ(大阪市中央区)は、店舗で使う割りばしを、輸入材から奈良県吉野産の間伐材に切り替える。安価な中国産などに押されて国産木材の需要が減ったことで、適切な間伐が行われなくなった森林の再生を支援する。同社が使用するはしは年間700万~1000万ぜん。首都圏10店で始め、8府県の全62店に広げる。吉野産ヒノキの「マイはし」(1480円)も販売する。
こういう動きが出てきたことは大変に喜ばしいことだと思います。
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COMMENT
無題
嬉しいことですね。
かごの屋さんだけでなく、これを機会に様々な方面から、色んな人達がもう一度考えを改めて、
本当に地球のためになること、
身近に変えていけること、見直すこと、
それらを真剣に考え、積極的に取り組んで行けたら素晴らしいですね。
無題
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無題
こんな動きを進めないと。
私の方にも、
間伐材の国産割り箸どこで買えるの?
と問い合わせがあります。
紹介先を探しておかないと、、、ですね。
*ぽぷら*様
この微風が大きな風になってくれることを願います。
サトシ様
まるすぎ様
木への関心は高くなっている(と思う)のに、肝心の材木屋さんからの情報提供は少なく、それ以外のところ(デザイナーなど)が積極的に発信しているように思います。
国産割り箸は、ユーザーが小売店や卸売に問い合わせてくれる頻度が増えれば、自然と流通するようにも思いますが・・・