男性42歳、女性33歳
一般に良く知られる厄年ですが、結構思い違いや、誤解もあるようです。
・厄年は何歳?
・厄年ってよくないの?
・厄除けの祈願はいつでもよいの?
・前厄・本厄・後厄ってどうするの?
・祈願していただいたお札やお守りはどうすればよいの?
[5回]
・厄年は何歳?
厄年というのは数え年で行います。数え年というのは、日本人の古来からの年齢の数え方です。
生まれたときが1歳、そして正月を迎えるごとに、皆揃って1つ歳を重ねます。
これに対して、現在私達が普通に数えている年齢を 「満年齢」 といいます。
数え年は、その年の誕生日が来ていれば 満年齢+1、まだならば 満年齢+2 となります。
一般的に下の表のようになります。(生まれ年は平成20年の場合)
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男 性
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女 性
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厄 年
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25歳
(昭和59年生まれ)
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19歳
(平成2年生まれ)
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前 厄
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41歳
(昭和43年生まれ)
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32歳
(昭和52年生まれ)
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本 厄
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42歳
(昭和42年生まれ)
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33歳
(昭和51年生まれ)
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後 厄
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43歳
(昭和41年生まれ)
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34歳
(昭和50年生まれ)
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厄 年
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61歳
(昭和23年生まれ)
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37歳
(昭和47年生まれ)
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関東では、男性25歳・女性19歳、男性61歳・女性37歳の厄年にの前後1年も、それぞれ前厄・後厄とするようです。
また、高齢化にともなってでしょうか。女性の61歳も厄年と考えるようにもなりつつあります。
・厄年ってよくないの?
「厄年」 は一般に 「災厄が降りかかる歳」 と認識されお祓いをしますが、地方によっては 「役年」 として、大きな役回りが巡ってくる年だとして 「お祝い」 をするところもあります。
「厄年に災難が起こる」 のは迷信だという方もいますが、概ね厄年の年齢になると社会的な立場が大きく変わる年頃であり、また医学的にも体に変調の起こりやすい年回りだといわれていますので、全くの迷信とはいえないでしょう。
いずれにしても、大過なく生活できるように、厄除けの御祈願をされるのがよろしいかと思います。
・厄除けの祈願はいつでもよいの?
厄年は、年頭から年末までの1年間です。お祓い自体はいつでも構いませんが、やはり早いほうがよいでしょう。
昔から、「新春の内にお祓いを行う」 というのが風習です。つまり、節分までに祈願をされた方がよいということです。
伊太祁曽神社は、1月15日の 「卯杖祭」 が古来から伝わる 「魔よけ・厄除けの祭典」 です。
当日の厄除け祈願者には、「厄除けの卯杖絵馬」 をお頒ちしています。
また 「厄除け小豆粥」 の振る舞いなども行われます。
厄除けの祈願は、日中、それも午前中の方がよいです。日暮れ時のお祓いはあまりよくありません。
・前厄・本厄・後厄ってどうするの?
「前厄や後厄はお守りだけ持っていれば良い」 という方もいますが、やはりお祓いをされた方がよいでしょう。
厄除け祈願をされますと、ご神前で祈願者の住所・氏名を読み上げて、神様に奉告いたします。
また、氏名を記したお札と、厄除けのお守りをお頒ちいたします。(1月15日は厄除け卯杖絵馬も)
単に、お守りを授与所で頂いて帰るのと、違いは一目瞭然ですね。
・祈願していただいたお札やお守りはどうすればよいの?
お札は、お家の神棚にお祀りください。神棚が無い場合は、目線より高いところにお祀りください。
お守りは、なるべく肌身離さずお持ちください。
厄年が済みましたら、神社にお返しください。その時に、神様に 「お礼参り」 をするのを忘れずに。
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