12日から始まった、和歌山市立東中学校2年生生徒による、職場体験学習も14日の最終日を迎えました。
この日は、午前中は氏子地区内に頒布する、神宮大麻と伊太祁曽神社剣先札、神楽券を地区別に仕分けする作業を行ってもらいました。
今日地区別に分けてもらったお札は、11月23日の新嘗祭に併せて行われる、神宮大麻頒布始祭でご神前に供えて 各地区の氏子総代さん にお渡しし、氏子の皆さんにお頒ち致します。
午後からは、玉串の奉製作業。
伊太祁曽神社では、職場体験学習の最後は 体験学習終了奉告祭 を執り行い、実習に参加した生徒1人1人の名前を読み上げて無事の終了を奉告し、生徒の健康と学業成就祈願を行います。
その時に、それぞれが行う玉串拝礼の玉串を自分で奉製するのです。
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榊の木から玉串にする枝を伐る所から作業を行います。
そして和紙を折って紙垂(しで)をつくり、榊の枝につけて 玉串 をつくる。
そもそも、玉串なんてこれまで持ったこともないし、実物を見たこともないであろう子供たちが作るのですから、なかなか大変です。
一応、各自1~2本の玉串を奉製するのに、約1時間の時間を取っています。
でも、神様にお供えするものをつくることに対する真摯な姿には、われわれも時にハッとさせられることがあります。
それぞれの思いをこめた立派な玉串ができあがり、これをお供えして 終了奉告祭 を行いました。
さすがに 玉串拝礼 は随分と緊張したみたいで、お祭りが終わると みんな ホッ とした表情でした。
この体験学習で学んだことが、心の片隅に残り、何らかの形でこれからの人生の役に立てば良いなと思います。
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COMMENT
初めまして。
素晴らしいですね!私もこういう体験を若いうちにしたかったです。
きっとこの体験は将来役に立ちます!
なたり~様
今は学校も神社・仏閣に対して積極的にやってきますから、こういう体験学習も行われるのですね。
ただ単に社務を手伝ってもらうのではなく、日本の文化・伝統、地域の誇りなども感じてもらえるようにプログラムを組んで取り組んでいます。