早いもので12月になりました。
毎年1月15日に伊太祁曽神社では 「卯杖祭」 という祭典が執り行われます。
これは、平安時代の儀式書などにも見える 「卯杖」 の行事を行う神事で、魔除け・厄除けの儀式です。
この 卯杖祭 の日に、戦前までは 裸詣り という習慣がありました。
1月15日の夜明けに、紀の川筋の男性が下帯姿で矢田峠を越えて参拝するという成人通過儀礼だったようです。
裸詣りの風習は、その後も昭和のジョギングブームに乗って復活したこともありましたが、やがて廃れてしまったようです。
現在では、米寿を迎えた氏子の古老が唯1人、1月15日早朝に上半身裸で参拝され、受け継がれています。
昨年より、地元 「山東地区」 を活性化させようと活動する 「山東まちづくり会」 が、この伝統ある 裸詣り の参加者を募集して実施をしてくれました。
コースは、少し変わって、四季の郷公園を出発し、足の神様として知られる足守神社(あしがみじんじゃ)を参拝し、伊太祁曽神社に到着するという約4.1kmの道程。
勿論、昔の風習にのっとり、上半身裸に、腰に注連縄を巻いたスタイルで走りました。
実施日は、もともと成人儀礼であったことにちなみ、1月15日ではなく 「成人の日」 に行われました。
明年も1月14日の成人の日に、伝統ある裸詣りの参加者を募集することなり、現在申込みを受け付けています。
先着50名の参加となります。今回は、新成人の参加者のうち、申込み先着3名は無料参加となるようです。
詳しくは、山東まちづくり会のサイトをご覧下さい。
http://sandomachikai.ikora.tv/e841900.html
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