木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。
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今年も夏詣の御朱印を実施します。
【夏詣】
年末に「大晦日の大祓」を行い1年間の罪穢れを祓い清めて、新年に神社仏閣に詣でるように、「夏越の祓い」で半年間の罪穢れを祓い清めた後、暑い夏と残りの半年を無事に過ごせるように神社仏閣に詣でましょうという、新しい習慣として提唱され全国各地に広がっています。
夏詣に際してはその期間限定朱印を授与することが奨励されており、伊太祁曽神社でも取り組んでいます。今年は8月16日までを期間と定めて実施しています。
端午の節句にはチマキを食べます。
これはスサノオ様の教えで、疫病の痛みや苦しみから免れることができるとされています。
疫病から家族を守る「蘇民将来之子孫札」とあわせてどうぞ。
来月1日に皇太子殿下が帝位に就かれ、光格天皇以来実に二百数十年振りに受禅践祚が行われます。
巷では「譲位(退位)」「改元(新元号)」と騒がしく言っていますが、一番祝うべきことはこの5月1日で「皇太子殿下が天皇の位に就かれる」だと思います。
ここで私は「即位」という表現を敢えて避けています。戦後、我が国は天皇の「即位」とダブルミーニングで使用してしまうようになりましたが、戦前であればこの5月1日は「践祚(せんそ)」であり、「即位」は令和元年10月22日の「即位の礼」を以て行われると報道されたはずです。
「践祚」とは天皇の位を継ぐことであり、「即位」は天皇の位に就いたことを広く内外に知らしめることを言います。
そして先帝の崩御による践祚を「諒闇践祚(りょうあんせんそ)」と言い、今回のように先帝が譲位の御意向を示されて行われる践祚を「受禅践祚(じゅぜんせんそ)」と言います。
このあたりの詳しいことは項を改めるとして、この御代替わりに際して全国の神社では、関連の祭祀が執り行われます。
伊太祁曽神社の場合は、以下の日程で祭祀を予定しています。
平成31年
4月29日 午前10時 昭和祭、併せて御譲位御安泰に関する祭祀
令和元年
5月1日 午前10時 践祚改元奉告祭、併せて月次祭
10月22日 午前10時 即位礼当日神社に於いて行う祭祀
11月12日 午後4時 臨時大祓(大嘗祭に際し)
11月14日 午前11時 大嘗祭当日神社に於いて行う祭祀
また、本年は大嘗祭が斎行されるため宮中では新嘗祭がありません。
各神社でも同様に新嘗祭の斎行はありません。
本日、午前10時より「天皇皇后両陛下御結婚満60年奉祝祭」を斎行しました。
天皇陛下には皇后陛下と御結婚されて満60年という年月を重ねられ、世に言う「ダイヤモンド婚」をお迎えになられた訳です。
御譲位を今月末に控えられ、いよいよ天皇の御位に就かれているのもあと数日となって来ましたが、その中でこの佳き日をお迎えになられ、全国の神社で奉祝祭が執り行われました。
写真の茄子は当神社での祭典にあたり神饌としてお供えされたものです。
よく観てください。1つのヘタに2つの実がなっています。
まるで両陛下のように寄り添ったこのナスは、今日のお祭りに最適なお供えだったかもしれません。
今回初めての取り組みとして、元日と2日に「新春初笑い 招福こども寄席」を行いました。
昔から「笑う門には福来たる」と言います。年頭に笑顔でいられることは福を呼び込むことに繋がります。
今回、寄席を行ってくれたのは「わかやま楽落会」の子供たち。
子供だと侮ってはいけません。全国から子供落語家が集まる大会で賞をとった実力者もいます。
新春から多くの方にご来場いただき、沢山の笑顔が花開きました。
来年の正月も開催することが決定しました。今年はお運びいただけなかった方は、是非来年お越しください。
祭員・参列者共に人形祓いを終えると「茅輪開き」
宮司が斧(よき)を用いて、大茅輪に附された注連縄を切り、大茅輪をくぐることができるようになります。
大茅輪を3度くぐり、祭壇に人形を納めて拝礼します。
祭壇には祓いを司る四柱の神々が祀られています。茅輪祭の期間だけの臨時の祭壇です。
多くの神社では大茅輪をくぐって本殿にお参りする形式となっており、祓戸神を祀る祭壇に茅輪をくぐったあと参拝するのは、当神社独特の形式のようです。
祭員・特別参列者が3度輪をくぐりお参りを終える頃に、一般参列者のお参りが始まりました。
まずは本殿にお参りし、その後に大茅輪を3度くぐります。
大茅輪を3回くぐったら、祭壇に人形を納め、祓戸神にお参りします。
これで半年間の罪穢れが祓われました。
大茅輪は30日のくぐり初め神事が済んだあとは、随時くぐっていただけます。
1日の早朝には祓戸神様にはお帰りいただきますので、それまではいつくぐってお参りいただいても結構で、今年も多くの方が参拝に来られていました。
日が落ちて暗くなり始めた午後7時からは、神賑行事としての奉納カラオケ大会。今年で38回目となりました。屋台にも火が灯り多くの参拝者が来られています。
今年も30組の方が出演され、自慢の喉を披露してくれました。
今年のゲスト歌手は宮本静さん。紀の川市出身の演歌歌手で、以前に当神社で新曲のヒット祈願と奉納歌唱を行ったこともあります。約30分のミニコンサートでしたが、舞台から降りて集まった参拝者などと握手を交わすなど気さくな舞台を披露してくれました。