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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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服喪

身内に不幸があり、喪に服すことを 「服喪(ふくも)」といいます。

服喪の間、親族などが一定期間家に籠り、世俗にかかわらずに慎むのは、故人の御霊を弔うためです。

服喪の期間は地方の風習や家例によりますが、現代では以下のような基準を目安にしています。

一般的な服喪期間

 死亡者

 日数

 父母

50日

 祖父母

 30日

 曽祖父母

 30日

 配偶者の父母

 30日

 死亡者

日数

 30日

 20日

嫡子

 20日

 末子

 10日

 死亡者

日数 

伯叔父母

 20日

兄弟姉妹

 20日

従兄弟姉妹

 3日

甥姪

4日

この間は、神事や祝い事を慎みます。したがって神社への参拝も控えます。

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紀元祭

紀元祭講演会今日は 「建国記念の日」。
初代、神武天皇が橿原宮で即位された日とされており、いわば日本の国の誕生日です。
戦前は 「紀元節」 と呼ばれていました。

伊太祁曽神社では午前10時より 紀元祭 を斎行しています。
今年も例年通り斎行しました。

氏子総代、敬神婦人会の皆様をはじめ、30名余りの参列でしたが粛々と神事を執り行いました。
また、祝詞奏上に続いて、参列者全員で 紀元節の歌 を奉唱致しました。

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梅は咲いたか・・・

立春を過ぎ、梅がほころんできました。

境内にはそれほど梅の木はないのですが、所々で花を咲かせています。

 

和歌山県は梅の産地としても有名で、特に南部でできる 「南高梅」 の梅干は高級品ですね。

鑑賞するための梅の木と、実を採るための梅の木は別との事ですが、南部の梅林には観梅に訪れる人も多いようです。

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お木曳き行事

昨日、2月4日は 「立春」
春の始まりで、人によっては1月1日でなく、この日が1年の始まりだとまで云う人が居ます (^^;

それはさておき・・・。

 

物事の始まりや、節目というのは様々な形であります。
従来のものが一新されるというのもひとつの節目。
お伊勢さんでは、20年に1度大きな節目があります。

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初午と厄除け

初午というのは、2月の最初の午の日をいいます。本来は旧暦2月の初午を指すのですが、現在では新暦2月初午を指すことのほうが多いようです。

平成19年の初午は新暦では2月5日(月)、旧暦では3月25日(日)になります。

和銅4年(西暦711年)の2月初午日に、伏見稲荷大社に稲荷大神様が鎮座された日と伝えられています。

伏見稲荷大社は全国に3万社とも云われる稲荷神社の総本社であり、稲荷社の縁日とされ、多くの方がこの日にお稲荷さんにお参りするのです。

稲荷社に祀られる宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)は、豊饒・繁栄の御神徳があり、商売繁昌の祈願に多くの方がお参りされます。

また邸内に稲荷社を祀っている家庭では、神官を招いて祭礼を行うこともあります。

 

「厄除け祈願は初午に行うものだ」 と仰る方がいますが、初午信仰と厄除けは直接関係ありません。

初午詣に併せて厄除け祈願をするという程度の意味合いと、本来厄除け祈願は節分までに行うものですが、節分の時期と初午の日が近いことから混同された結果ではないでしょうか?

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如月(きさらぎ:2月)

今月の祭礼は以下の通りです。
   1日 午前9時 月次祭
  11日 午前10時 紀元祭 (引き続き講演会)
  15日 午前9時 月次祭(奥宮)
  19日 午前11時 祈年祭

 今月の戌の日は 9日(金・先負)、21日(水・仏滅)です。

 

厄除け祓い祈願は、新春の間に行うのが昔からの習わしです。
つまり1月1日から節分(2月3日)までに行うものです。
平成19年の厄年は以下のとおりです。

 

男  性

女  性

厄 年

25歳 (昭和58年生まれ)

19歳 (平成元年生まれ)

前 厄

41歳 (昭和42年生まれ)

32歳 (昭和51年生まれ)

本 厄

42歳 (昭和41年生まれ)

33歳 (昭和50年生まれ)

後 厄

43歳 (昭和40年生まれ)

34歳 (昭和49年生まれ)

厄 年

61歳 (昭和22年生まれ)

37歳 (昭和46年生まれ)

厄年は数え年で数えますので、満年齢や生まれ月は関係ありません。
また、地域によっては上記以外の年齢を厄年とすることもあります。

伊太祁曽神社にお祀りしている神様:五十猛命(いたけるのみこと)にまつわる神話として、『古事記』 では大国主神を災厄から救い命を助ける話が記されています。
このことから、古来 いのち神、厄除け・病難除け神としての信仰があります。

 

2月11日の紀元祭終了後、恒例の講演会を行います。
今回は 「生きている中世・甦る中世 ~伊太祁曽神社と山東の荘の歴史探見~」 と題して、和歌山大学の海津一朗教授にご講演いただきます。
どなたでも参列・聴講いただけます。午前10時までに神社にお越しください。

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玉串料・初穂料の包み方

最近時々問い合わせがあるのが、神社で祈願・祈祷して貰うときのお供えについてです。

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節分

03cd4f48.jpg早いものでもう1月も終わりです。

2月に入ると節分があります。節分とは 「 季 け る 」 と書き、字の如く季節の変り目を指します。

2月3日の節分の次の日、2月4日は 立春。春になるのです。

ですから、節分は年に4回 (立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日) あるのですが、特に春を迎える2月の立春を指すのが一般的です。

2月の節分に行われる行事としては、「豆撒き」が一般的ですが、近年は「恵方巻」 なんて風習ができつつありますね。

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お宮だより 2月号

お宮だより 平成19年2月号お宮だより2月号を発行いたしました。

<主な記事>
・祭旦祭・元始祭・卯杖祭
・紀元祭ご案内
・第62回伊勢神宮式年遷宮お木曳き行事 伊太祁曽神社奉曳団(第2次)


「お宮だより」 は神社の今月の祭典・行事の案内や、先月の行事やお祝い事でのご参拝等の報告を記載した社報です。  

神社公式ウェブページでもご覧いただけますが、「ときわ会(崇敬会)」会員の皆様には毎月送付いたしております。
「ときわ会」は、木の神・いのち神である五十猛命の御神徳に預かる崇敬会です。
会員の皆様には「お宮だより」送付のほかにも、年頭には神札、誕生月には誕生守り(個人会員のみ)の送付などを行っています。
他にも「お宮だより」に掲載されない諸行事の案内なども送らせて頂いております。
是非一度ご入会をご検討ください。

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団体参拝 バス15台

今日は団体参拝の多い日でした。

まず兵庫県の木材組合である、甲南木材協同組合の皆さんによる参拝がありました。

以前は毎年1月末に参拝いただいておりましたが、平成7年の 阪神淡路大震災 により一時中断。

震災後10年経った平成17年に参拝を復活させ、今年は復活後3回目のお参りになります。

全国からこういった形で、木材組合などで参拝されることがしばしばあります。

 

バス15台また、ほぼ同じ時刻に大阪から バス15台の団体が参拝に来ました。

当神社が恵方にあたる年は比較的バスによる参拝は多く、昨年は1月に120台ほどの参拝がありました。

それでも1度に境内に駐車するバスは5~6台程度で、一番多いときに10台停まったことはありますが、今日は少し時間をずらしてきたとはいえ、最終的に15台が境内駐車場に揃い、大変な状況でした。

加えて、甲南木材さんのバスが1台・・・。合計16台のバスが駐車場狭しと停まりました。

こんなに停まれるものかと、改めてびっくりしました。

夕方には、岐阜方面からバス1台での参拝があり、今日は都合バス17台と境内は大いに賑わいました。

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大寒

昨日、20日は 「大寒」 でした。

大寒 は二十四節気のひとつで、寒さが最も厳しくなる頃といわれます。

大体1月20日頃になりますが、大寒の日というのは、太陽が黄経300度の点を通過する日を云います。

 

この日に寒稽古を行うところが多くありますが、神社でも 「大寒禊」 というのを行うところもあります。

大寒の日の早朝に、下帯ひとつになって、水に打たれるのです。

私も昔は毎年参加していました。今はそういう機会もないのですが・・・。

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卯杖祭

14日より卯杖祭に関する神事が続き、また16日以降は正月と卯杖祭の片付けに追われておりました。

社務も少し落ち着いてきたところです。

 

今年の粥占の結果は、15日に参拝された方はよくご存知でしょうが、あまり芳しくありませんでした。

竹管に入ったお粥の量が多ければ豊作とされていますが、軒並み少ない・・・。

初めて見られた方には 「いっぱいになることってあるんですか?」 と尋ねられるほど少なかった・・・。

かろうじて、みかんや柿の早生はややましな感じです。

桃はあまりよろしくない・・・。

 

裸詣りを終え、縁起物の福枝が授与される。15日の午前5時30分には地元の方がただ一人、今年も裸詣りにこられました。

もう34年続けておられるとか!

80歳を越えていらっしゃりますから、是非是非健康には気をつけてください。

 

火鑽行事15日の本殿祭に引き続いての 火鑽り行事 では、なんとか火が熾きました。

毎年 火が熾きるか 真剣勝負の心持です。

おかげで、今年も無事に とんど焼き を行うことができました。

 

終日、厄除け祈願をされる方などがお参りに来られていました。

 

厄除けは新春の間にされるのがよろしい というのが昔からの習わし。

節分までにお祓いを済ませましょう。

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裸詣り

1月15日の卯杖祭には、昔は 「裸詣り」 といって、下帯1つで参拝する習わしがありました。

紀の川沿岸に住む若者が成人儀礼の1つとして行っていたようで、まだ日の出前の星も凍てつく中を歩いて参拝に来たと聞きます。
神社より5kmほど真北の布施屋駅から歩いてきた若者も多く居たといいます。
家族は貴志川線に乗って伊太祈曽駅まで着替えの服を持って来て、一緒に参拝して帰った様です。

この裸詣りの風習を、今も地元の古老がただ1人守っておられます。
今年も15日の朝5時半頃参拝に見える予定です。

0b6d6073.jpge95cad8a.jpg昔より続く 「裸詣り」 とは少し違った形態ですが、ここ数年来、地元の少年野球チーム 「山東スパークス」 が裸詣りを行っています。
参拝時間は日中で、参拝日も15日が祝日(成人の日)で無くなってしまったため、15日に近い練習日(土曜・日曜)に参拝に来ます。
今年は今日14日に参拝しました。

d0b7ba4e.jpg子供たちは神社まで腰に注連縄をつけ上半身裸で走ってきます。
神社に到着すると、手水を取って体を清め、拝殿前に整列します。
そしてお祓いを受けて参拝をします。

お参りが済みましたら、それぞれ腰につけた注連縄を外して、拝殿前の杉にくくりつけ、健康を祈願します。
この注連縄は立春までの間、杉の木につけたままにしています。

今年も寒い中、皆とても元気良くお参りしました。

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とんど焼き

1月15日、小正月に門松や注連飾りなどを焼く行事で、一般には「どんと焼き」と呼ばれているのではないでしょうか?

地方によって呼び方は様々で「どんと焼き」「とんど焼き」「どんど焼き」「どんどん焼き」の他、「おんべ焼き」「さいと焼き」「ほっけんぎょう」「やははいろ」などとも云うようです。

注連飾りなどを焼くことで、年頭に向かえた歳神様を見送る行事とも言われます。
また、この火にあたると無病息災とも。

当神社では、注連飾りなどの他、古いお札・お守り・破魔矢などを焼く、「お焚き上げ」としても行います。
15日の卯杖祭終了後、神主が木と木をこすり合わせて忌火をおこし、その浄火で焚き上げます。

古いお札などは、前日までに古神札納め所に納めていただくか、当日お持ちください。
尚、持参したお札などは一旦お祓いをして火にくべます。
くれぐれも各自で直接火に入れないようにお願いいたします。

また、15日を過ぎて以降は、門松・注連飾りなどはお預かりできませんので、ご了承ください。

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鏡開き

今日はお正月に飾った鏡餅を下げて、お雑煮やお汁粉にしていただく 「鏡開き」 をする日です。

鏡開きの風習は武家が発祥のようです。
甲冑などの具足にお供えしたお餅を下げて、お雑煮などにしていただくことを 「刃柄を祝う」 と言ったそうで、これに由来します。
「刃柄(はつか)」から1月20日に行われた行事だそうですが、徳川家光の没日が20日(慶安4年4月)だったため、これを避けて11日になったとか。
今日でも20日行う地方や、4日には行う地方など様々なようです。

鏡餅は歳徳神へのお供えとも言われます。また台所や便所などの神様にもお供えするところもあります。
いずれにしても神様へのお供えですね。
お供えした食べ物をいただくことを 「直会(なおらい)」 といいます。
直会は神様が召し上がったものを、我々人間もいただくことでその力を体内に取り入れるという意味があります。
鏡開きも直会のひとつといえるでしょう。
今年1年の家内安全などを祈って、皆でいただきましょう。

鏡開きは武家の風習に由来するため、お餅を刃物で切ることはしません。切腹を連想させるからだそうです。
木槌などで叩いて割ったりするのが本来の作法。
ただし 「割る」 というのも縁起の悪い言葉なので 「開く」 と言い換えるようになりました。

鏡開きのお餅、皆さんはどのようにいただきますか?
我が家では今年は汁粉にするようです (^^)

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