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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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お札に巻かれている薄い紙


お札には薄い紙が巻かれていますが、みなさんどうされていますか?

神棚(宮形)に納めてお祀りするお札(おふだ)の話です。
お札(おふだ)であり、お札(おさつ)ではありません。

10月に伊勢の神宮で大麻頒布始祭が斎行され、各都道府県や、神社庁の支部、各神社などそれぞれで順次頒布始祭が執り行われ、そろそろ氏子崇敬者の各家庭には神宮大麻(お伊勢さんのお札)が届く頃ではないでしょうか。神宮大麻にあわせて氏神様のお札も頒布されるところも多いと思います。

お札には、木製や紙製、形も剣先や角など様々ですが、神宮大麻は紙の角札ですね。
そしてお札に記されている文字が読めるような薄い紙が巻かれています。
各神社のお札でも紙札の場合、同様になっているものがありますね。
(写真右側がそれぞれ薄い紙の巻かれているもの、左側が取ったもの)

この薄い紙、もともとは包装紙の役割として巻かれたものだそうです。
ですから本来は頂いてきて、神棚に納める際に取るもののようですが、御神名や神社名がそのまま見えるのは恐れ多いと、この紙を巻いたままお祀りされる方も多いようです。
それだけ神様に畏敬の念を抱くことは決して悪いとは思いませんので、その祀り方を否定はしません。ただ、時々この薄い紙をどうしたらよいのか聞かれることがあるので、その由来についてのみ記しておきます。

年末には自宅や会社の神棚のお札を新しくされる方も多いと思います。参考にしてください。

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No Title

  • by 和佐
  • URL
  • 2015/05/14(Thu)17:27
  • Edit
参考になりました。ありがとうございます。

Re:No Title

  • by 木霊
  • 2015/05/15 13:10
なかなか神社関連の書籍にも書いていませんから、参考になったのであればなによりです。

お札に巻かれている紙について

  • by 東川町民
  • 2021/01/02(Sat)15:31
  • Edit
うちでは知り合いの宮司さんのアドバイスにより直接日が当たったりする場所では文字が薄くなったり消えたりと日焼けしてしまうので貼ったままですが、日影げの場合逆に文字が見えなくなったりするので剥がします。本来は持ち帰る際の養生なので、できれば剥がしてください、とのこと。どちらでと良い、というわけではなく環境にあわせて対処してください、とのこと。

Re:お札に巻かれている紙について

  • by 木霊
  • 2021/01/02 18:52
東川町民様
元々は記載の通り ”包装紙” 的役割だったようです。
その後、様々な解釈がなされるようになっているようです。

仰るように、お祀りされている環境にあわせるというのも1つですね。

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