地球温暖化対策のために自動車の不要なアイドリングが叫ばれて久しくなります。
路線バスなどでは、信号待ちの間エンジンをストップするような車種も登場し、宅配業者にも集荷・配達で車を離れるときにはエンジン停止を励行しているところも増えてきました。
数年前に飛騨高山を訪れたとき、観光バスの駐車場となるお寺ではエンジン停止を徹底させているのを見かけました。
温暖化対策というよりは、近隣への騒音防止と、観光地周辺の環境保全のためだったかもしれませんが、「なるほど」と感銘を受けました。
そこで、一昨年から伊太祁曽神社の境内駐車場でも、駐車車両のアイドリングストップをお願いしています。
参拝者の自家用車は、もともとそんなお願いをしなくても大抵はエンジンを停めていました。
問題なのは、お昼頃にやってくる自動車たち。
営業などの外回りに出ている人たちの車が、昼休みに境内駐車場にやってくるのです。
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伊太祁曽神社の駐車場にやってくるのは、木立があって日陰があることと、トイレがあるからでしょうか。
彼らは参拝の為ではなく、昼食や昼寝のためにやってくるので大抵車から降りません。
そして、ほぼ100%がエアコンを作動させるためにエンジンをかけっぱなしで停車します。
一昨年は、「アイドリングストップ」 の看板を駐車場入り口に立てると共に、時々巡回してエンジンの停止をお願いして廻りました。
その効果か、昨年は駐車する自動車の台数はグッと減りましたが、それでも時々エンジンかけっぱなしの自動車が止まっていました。
ところが今年は、昼寝をしにきた人でも、エンジンを止めて、窓を開けています。
ガソリンの高騰が相当影響しているのでしょう。九月に入って若干値下がりしましたが、それでも以前と比べればまだまだ高い。
おかげで、アイドリングストップを触れて廻ることがありませんでしたが、こちらの主旨を理解していただいた結果ではないので、また来年はどうなることかわかりません。
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COMMENT
無題
ガソリンの高騰という状況に置かれ、
有無を言わさず‥というか、自ら止めざるを得ない状況になったのは、
結果としてはアイドリングが無くなったわけですから、そこだけ見れば良いことなのでしょうが、
環境やマナーを考え、理解した上での行為では無いので、全くもって複雑ですね‥。
皮肉なものです。
先日の打ち水然り、
私たちの住まわせて頂いている地球の事を、もっと真剣に捉え、危機的状況にある事を理解し、真面目に取り組むべき問題であると思うのですけれど‥。
あまりに身近過ぎる問題で、逆に、よく見えていないのでしょうか?
私自身、車はよく運転しますので、アイドリングストップは常に心掛けています、
しかも。我が家ではエアコンは全くつけないのですよ!!(笑)
今年の夏も扇風機のみで乗り切りました!(笑)
(↑これが環境に良いのか悪いのかは又別の話)
車に関しては、
このガソリン高騰を機に、理由は何であれ、せめてアイドリングストップの「習慣」がついてくれれば良いですね。
*ぽぷら*様
環境の為といってもすぐに直接自分に降りかかってこないとできませんが、家計直撃となると頼まなくてもできる(苦笑)
しかし、今年の夏を扇風機のみで乗り切ったとは敬服します。
無題
うちの神社には大きな駐車場はありませんので境内ではアイドリングの光景は見かけませんが、一歩外にでるとアイドリング中の車で昼食、昼寝はよく見かける光景です。
以前私の車に隣に乗った人が、私が停車中にエンジンを切り窓を開けるのを見て、不思議そうになぜ?と尋ねられました。説明をすると次にあったときはその人も同じことをしていました。あたりまえだと思っていて気付いていない人も結構多いように思います。
ちなみに私も扇風機だけでこの夏すごしました。祭りの会議などで大勢が集まるときはエアコン使用しましたが。
また今後ともよろしくお願いいたします。
みやつかさ様
私も駐車場に停める時は、極力アイドリング時間が短くなるように気をつけています。
結構みなさん扇風機だけですごせているのですね。頭が下がります・・・。