忍者ブログ

木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

観光化の功罪

立冬を過ぎ随分と寒くなってきましたが、少し前までは秋の行楽シーズン。
観光目的で伊太祁曽神社に参拝される方も最近増えてきました。

ひとつは、熊野古道。
神社の南北に熊野古道が通っており、北の布施屋駅から南の海南駅まで歩くコースが、JR西日本の奨励する熊野古道ハイクの1日ルートのひとつになっており、結構これを歩く方がいます。
また、神社の最寄り駅である伊太祈曽駅をもうひとつの拠点とすると、布施屋~伊太祈曽、伊太祈曽~海南はそれぞれ半日コースになりますので、こちらも人気があるようです。

もうひとつは、貴志川線。
いちご電車やおもちゃ電車といった特徴ある電車に乗りに来る方がいます。
いちご電車は女性に、おもちゃ電車はお子様に大変人気のようです。
また貴志川線の終点、貴志駅のたま駅長に会いに来られた方がいます。
伊太祈曽駅には貴志川線を運行する わかやま電鉄 の本社があり、ここでいろんなグッヅが販売されているので、途中下車する人たちも多いのです。

こういったことで、2次的にであれ神社に参拝される方が増えているのはありがたいことですが、困ったこともあります。

拍手[0回]


最近特に目に付くのがタバコの吸殻です。
伊太祁曽神社では境内全面禁煙にはしていません。
ですが、石段を登った ご神前 は禁煙にしています。
石段下では喫煙可としていますが、吸殻のポイ捨て防止の為に灰皿を1箇所設置しています。
そして喫煙空間として、なるべくここで吸って貰うようにしています。
このようにしてから、境内にポイ捨てされる吸殻は殆どなくなったのですが、最近また増えてきました。

次に多いのが、ゴミ。特に弁当ガラ。
布施屋~海南の熊野古道を歩くと、朝出発した場合、丁度伊太祁曽神社の辺りでお昼になります。
石段上では飲食も禁止ですから、当然それ以外の場所で食べるのですが、食べた後のゴミをそのまま捨ててゆく方も時々います。1人2人なら目の瞑りようもあるのですが、20~30人の団体で来て皆で捨ててゆかれると、結構困るのです。
中には、一緒に飲んだお茶のペットボトルやコーヒーの缶を同じ袋に入れて捨ててゆきます。和歌山市もある程度はゴミを分別して出さなくてはいけませんから、これも困ったことです。

また、お弁当を食べるために、参道の階段に腰をかける方も結構見受けられます。
通り道を塞いで座っていますから、私に言わせれば、コンビにの入り口に座り込んでいる中高生と同じです。

おそらく、こういった問題は神社・仏閣などの神域・聖域に限らず、いろいろな観光地で起こっている問題なんだと思います。
みんなが気持ちよく訪れることができるように、1人1人が気をつけるしかないですかね。
勿論、境内の清浄を維持するために、日々の清掃は大切なんですけどね。
PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

悲しいですね。。。

  • by ITTO六十谷校 中村
  • URL
  • 2008/11/18(Tue)19:35
  • Edit
はじめまして。
六十谷で塾をしている中村というものです。

清掃活動として、塾の周りを清掃しておりますが、一度時間を作って、生徒達と一緒に清掃のためにうかがいます。

わかります(;_;)

  • by なたり~
  • 2008/11/19(Wed)19:09
  • Edit
私も観光地で働いているので、木霊さまのお気持ちがよくわかります。
お客様がたくさんいらっしゃるのはありがたいのですが、中にはひどい行いをしていく人が少なからず…。
自分の家の敷地内にタバコやゴミを捨てられたら、どんな気持ちになるか考えれば、そういうことはできないはずなんですけどね。自分さえよければいいと思ってるんでしょうか。
ひとつ思い出しました。昔、とてもまわりの人から慕われていた人が、タバコの吸い殻を道端にポイと捨てたのを目撃しました。その瞬間、私の中で一気に尊敬の念が消えました。
吸い殻を拾った人のほうがずっと立派だと、若いなりに感じました。

ITTO六十谷校 中村様

  • by 木霊
  • 2008/11/20(Thu)07:42
  • Edit
はじめまして。
清掃奉仕の申し出ありがとうございます。

神社では、毎月1回、有志の皆さんが集まって清掃奉仕をする日があります。この日にご参加いただけると、皆さんとも交流ができてよいかと思います。
勿論、ご都合もあるでしょうからほかの日でも勿論結構です。

多くの方が気持ちを持ってご奉仕することで、神仏はその力を更に大きくしてゆくものです。

なたり~様

  • by 木霊
  • 2008/11/20(Thu)07:49
  • Edit
弁当ガラや空き缶などは、ゴミ箱の周辺にまとめてあったり、違う場所でもそれなりにまとまっておかれているのでまだ良いのですが、吸殻は所構わずですから困ります。更に小さいですからね・・・。
時々、火がついたまま落ち葉の上にポイ捨てされていることもあり、ヒヤリとさせられます。
最低限のマナーは守って欲しいものです。
誰も見ていなくても、神様はちゃんと見ていますし・・・。

無題

  • by  
  • 2008/11/20(Thu)16:36
  • Edit
国籍法というのをご存知でしょうか

★政府、国籍法改正案を提出へ 父の認知で国籍取得が可能に

おそろしい法律が可決されようとしてます。
日本の根幹に関わる非常に危険な法案が国会で通ろうとしています。
「父親が認知さえすれば、日本国籍取得」 という『国籍法改正案』です。
これにより日本国籍は誰でも簡単に取れるようになってしまいます。

■方法はとても簡単です。
1.外国人母が自分の子供は日本人男との子だ!と訴えます。真偽はどうでもいいです。
2.ホームレスにお金を渡し、認知させます。
3.そうすると、例え本当の父親が誰であろうが日本国籍を取得できてしまいます。
例え中国×中国人との子供だろうが、ホームレスが認知すれば誰でも日本人です。
4.子供が日本国籍になれば、その母親が日本に住むのは非常に容易になります。
5.生活保護受給者の増加。治安の悪化。


こういった形で日本が侵食されていきます。

少しでも気になるようでしたらまとめサイト
http://www19.atwiki.jp/kokuseki/
を見てください。

国籍法改正反対の神社

北海道 西野神社 http://d.hatena.ne.jp/nisinojinnjya/20081117
福井県 護国神社 http://gokoku.exblog.jp/9703615/

国籍法について

  • by 木霊
  • 2008/11/21(Fri)08:57
  • Edit
コメントありがとうございます。
国籍法改正案についての問題点はそれなりに認識しております。(福井縣護國神社のブログなどいつも拝見しておりますので)

ただ、記事本文と全くの無関係で、しかも無名で書き捨てしてゆくようなやり方はいかがなものかと思います。
折角、大事なことを伝えようとしても、逆に不快感を募らせてしまうことにもなりかねませんよ。

無題

  • by まるすぎ
  • 2008/11/27(Thu)18:27
  • Edit
投げ捨てられたゴミを見ると、
悲しい気持ちになります…

まして、最も穢れてはならない神社に…
など怒りを感じてしまいます。

とはいえ、
ゴミを捨てる方を批判しても仕方ないですね。
家の前の道路に、
たまに捨てられたゴミを見ては、
くそっ、と思いながらも
拾うことに意識を集中します^^

そのとき、
全部をきれいにできなくてもいいと思うのです。
たとえ時間がなくとも、
目に入ったゴミをひとつでも拾えば・・・
と思うようになりました。

「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」

日本を美しくする会
鍵山秀三郎さんのことば より

綺麗に丁寧に生きたいものです。

まるすぎ様

  • by 木霊
  • 2008/11/28(Fri)11:23
  • Edit
ゴミを捨てた人に腹を立てる、一般にはそうだと思います。私も腹が立ちます。
でも、腹を立てるというマイナス要因よりも、清掃して清々しく感じるプラス要因を増やすほうが良いことです。

「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」
気づいた人がこの気持ちで行動すれば十分だと思っています。

TRACKBACK

Trackback URL:

ブログ内検索

暦(カレンダー)

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新コメント

[01/02 東川町民]
[05/14 和佐]
[07/03 ながお]
[07/02 ながお]
[06/29 ながお]
[05/25 あずはる☆ブログ]
[01/07 石都都古和気神社・祢宜]
[06/26 通りすがりのものです]
[08/02 通りすがり]
[05/16 ぽぷら]

最新トラックバック

カウンター

アクセス解析

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 神道へ
Copyright ©  -- 木の国神話の社 禰宜日誌 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]