昨日夕方に少し雪が降りました。
程なく止んだので、珍しくうっすらと積もった雪も朝には溶けているだろうと思っていましたが・・・。
右の写真のように、本殿屋根は雪化粧をしたままでした。
伊太祁曽神社で、社殿が雪化粧した姿を見ることは非常に稀なことです。
おそらく、昨晩はグッと冷え込んだから、雪がそのまま凍って、残ったのでしょうね。
今朝は、大阪方面から大型観光バス8台、300名の団体参拝があり、結構てんやわんやでした。
観光バスでの団体参拝はそれほど珍しいことではないのですが、1~3台の団体がほとんどです。
恵方参りで1日に10数台の観光バスがやってくることもありますが、一度に8台のバスが並んだのは久方ぶりです。
調べてみますと、一昨年の正月には15台の観光バスが一度に駐車したのが最高のようですが・・・。
( 「
団体参拝バス15台」 参照 )
さてさて、そんな非常に寒さ厳しい中、恒例の少年野球団による裸詣りが行われました。
[1回]
「裸詣り」 は、伊太祁曽神社の卯杖祭(うづえまつり)に、かつて行われていた風習です。
1月15日の早朝、紀の川筋の若者たちが、布施屋より神社までの約8kmの峠道を、上半身裸の下帯ひとつに注連縄を巻いて、走って参拝したといいます。
神社に到着するのが、午前5時過ぎだったとか。家族は山東軽便(現在の貴志川線)の始発に乗って、着替えを持って来たといいます。
この 裸詣り の風習は、戦後 ジョギングスタイルとなりながらも残っていましたが、昭和50年代に途絶えてしまいました。
(かろうじて、地元の古老が現在も1月15日の午前5時30分に一人で裸詣りをされています)
このジョギングスタイルにかわって、地元の少年野球団の子供たちが現在は裸詣りを続けてくれています。
残念ながら、学校との兼ね合いがあり、1月15日ではなくその前の練習日に、時間も早朝ではなく、午前11時頃となっていますが、いずれにしても続いているのはありがたいことです。
という訳で、その少年野球団による 裸詣り が、今日行われました。
子供たちは練習場所の、東山東小学校から神社までの1km弱の道のりを、上半身裸で走ってきます。
そして、拝殿前でお祓いを受け、腰に巻いてきた注連縄を、拝殿前の大杉に括り付け、無病息災を祈願します。
この注連縄は、節分まで大杉に括り付けたままにし、立春にお祓いをして取り外します。
昔から続く伝統行事が、時代の変化によって、少し形が変わりながらも残ってゆくというのは、喜ばしいことだと思います。
ちなみに、明日は 昔に行われたのと同様に、布施屋駅から伊太祁曽神社までの 裸詣 りが、20数年ぶりに復活します。
この様子は、また明日移行に!
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COMMENT
無題
無題
今回の裸参りが又次へと繋がってゆけば素晴らしいですね(^-^)
そして、雪化粧!
素敵です!私、雪が大好きなんです!
何時間でも、ただぼんやりと眺めて居られるほどです(笑)
神社ならではの雪景色に心があらわれました。
裸祭り
かまど様
ぽぷら様
和歌山市内では雪が降ることは稀ですし、まして積もるとなると尚更・・・。ですから、今年は本当に珍しい天気でした。
応援団様(Re:裸祭り)
行事の性格上、時間通りに行われるものではありませんでしたので、寒い中お越しいただいたのに申し訳ありませんでした。
また来年も裸詣りを行っていただけるように聞いておりますので、よろしくお願いいたします。