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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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教育勅語渙発百二十周年祭

今日は、明治23年(1890)10月30日に 「教育勅語」 が発表されて120年という節目にあたり、全国の神社で祭典が執り行われました。
伊太祁曽神社でも、午前10時より 教育勅語渙発百二十周年祭 を執り行いました。

一般に 「教育勅語」 と呼ばれますが、正しくは 「教育に関する勅語」 といいます。
渙発(かんぱつ)という用語はあまり聞きなれませんが、「天皇が詔書や勅語を発すること」 を言います。

ところで 教育勅語 の内容はご存知ですか?
日本人の道徳教育の上で非常に大切なことが記されています。
そして、その内容は諸外国でも高く評価され、各国の言語に翻訳されたり、その国の教育理念作成に際し、教育勅語を参考にした国もあるといいます。


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朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ
我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ德器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス
又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日
  御名御璽


漢文訓読調の文章ですから非常に難解に感じますが、内容を分かりやすく箇条書きにすると 次のようになります。

  • 親に孝養をつくそう(孝行)
  • 兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)
  • 夫婦はいつも仲むつまじくしよう(夫婦の和)
  • 友だちはお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
  • 自分の言動をつつしもう(謙遜)
  • 広く全ての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
  • 勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
  • 知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
  • 人格の向上につとめよう(徳器成就)
  • 広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
  • 法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
  • 正しい勇気をもって国のため真心を尽くそう(義勇)


この内容は今日でも充分に通用するものですし、大切にしなくてはいけないことだと思います。

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