木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。
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今日は氏子総代及び敬神婦人あじさいの会の皆様が、境内の注連縄作りを行いました。
毎年この時期に行われるもので、境内の大小30本近い注連縄を全て奉製します。
使用する藁は氏子の中で準備してくださる方がいらっしゃり、その藁の袴を取り事前に準備をしておきます。
ご奉仕いただく皆さんは、まず朝拝に参列し、神前に拝礼した後作業にかかります。
袴を取った藁を叩いてやわらかくします。この作業は女性の分担。
丹念に叩いて、注連縄を綯いやすくしてゆきます。
また、まだ袴取りが済んでいない藁が残っていましたので、その作業も並行して行います。
その横で、氏子総代が注連縄を綯い始めました。
拝殿正面の注連縄は長さ約4mの非常に長いもので、4~5人掛かりで作業を行います。
直径30cmほどに束ねた藁を3つに分けて、三ツ編の要領で綯ってゆきます。
綯い手と、それぞれの束を持つ3人と、藁の補充をする人間の5名の息が合わないと、綺麗な注連縄にはなりません。
本殿、両脇殿の合計3本の注連縄は3ツ綯いなので非常に大変です。
2つ綯いの注連縄も、比較的簡単とは言いながら、やはり均一の太さや徐々に太く細くして行くのは非常に難しいことです。
朝から作業を始めましたが、全てを作り終えるには夕方までかかりました。
でも、お陰で、すがすがしく新年を迎えることができそうです。
皆様お疲れ様でした。
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