7月30・31日は、夏越祓いの行事でもある、茅輪祭でした。
30日午後6時に、宮司が大祓詞を奏上し、くぐり初めを執り行い、その後、参詣者は順次大茅輪をくぐってお参りします。
よく 「くぐりはじめ」 と読まれますが、正しくは 「くぐりぞめ」 です。
今年は、ドイツの方もくぐり初めに参列されていました。
最近では、茅輪くぐりを行う神社が随分と増え珍しくなくなりましたが、それでも伊太祁曽神社の茅輪祭は、他の神社の茅輪と少し異なります。
茅輪をくぐるということは、全国的に昔から良く行われているので、本来それほど珍しいことではないのですが、それでも最近はこれまで茅輪くぐりを行っていなかった神社が新たに始めたというのが増えているようです。
茅輪は参道や鳥居に準備され、参拝者は8字に3回(左・右・左)と廻って、その後神社の社殿にお参りするのが一般的だと思います。
伊太祁曽神社の場合は、茅輪をくぐった先に祭壇が設けられ、そこに祓戸四柱の神が奉斎されています。茅輪祭だけの臨時の祭壇になります。ここに、自己の罪穢れを祓った人形(ひとがた)を納めて参拝するのです。
人形は、氏子の各家庭、また1年以内に神社で祈祷祈願をされた方には事前にお頒ちし、それ以外の方は茅輪祭にお越しいただけば境内でお頒ちしています。
今年も多くの方が、”わくぐり” をして参拝されました。
くぐり初めが清むと、舞台ではさまざまな奉納行事が行われ、楽しく賑やかな夏祭りの様相になります。
今年の奉納舞台の様子も追ってUPして行きます。
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