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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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裸参り

389e0207.jpg1月15日の 卯杖祭 には、古くから 裸参り が行われていました。

まだ、日が昇るより前、午前3時とか4時といった時間に、神社よりずっと北方の布施屋から、下帯だけで走ってきたといいます。

紀の川流域の成人になる通過儀礼のひとつでもあったようです。
家族は山東軽便で服を持って神社に先回りしたといいます。

この 裸参り の風習が、まだかろうじて残っています。

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3956b0b5.jpg地元の少年野球団である、山東スパークス が例年かかさずに裸参りをされています。

練習日との兼ね合いで1月15日の早朝とは行きませんが、祭礼直前の練習日の午前中に、写真のように上半身裸で、腰に注連縄を巻いて走ってきます。
今年は13日の今日、参拝がありました。

昭和50年代頃までは大人達による裸参りも、ジョギングブームなどに乗り、続いていたようですが、現在は絶えてしまっています。

かろうじて地元の80余歳になる古老が、ただ一人、昔ながらに午前5時に参拝をされています。
今年も自宅から上半身裸でお参りをされる予定です。

6d2ac401.jpg腰に巻いた注連縄は、写真のように参拝後は、神前の杉の木にくくりつけて、無病息災を祈願します。
この注連縄は節分まで、神前にくくっておきます。
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無題

  • by 神奈備
  • URL
  • 2008/01/15(Tue)19:25
  • Edit
大河内さんが一人続けておられたと聞いていまして、途絶えたように思っていましたが、残っていたとはすばらしいことですね。
感動!!!

無題

  • by 木霊
  • 2008/01/16(Wed)03:34
  • Edit
日中の子供達による参拝も良いのですが、やはり早朝の参拝の方が気持ちが締まります。
今年も15日午前5時30分にお参りされました。
いずれ、何らかの方法で早朝の裸参りも賑やかに行いたいと思っています。

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