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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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国旗掲揚の取り扱いについて

今年はオリンピックイヤーで、既に五輪出場権をかけた大会などが行われており、代表候補選手の応援に力が入ります。
特に国際試合の結果で五輪出場ができるか決まる大会では、国旗を掲げての応援もよく目にします。
最近は、日の丸の白地に応援メッセージを記していることを良く見かけますが、以前からこれには違和感を覚えていました。

(社)国旗協会が発行している 『国旗の知識』 という小冊子に 「国旗掲揚の取り扱い十二章」 というのが記されているので、ここに転載しておきたいと思います。
ちなみに、国旗協会という団体は内閣府所管の団体です。
即ち、日本政府としての国旗の扱いに対する見解を記していると理解してよいかと思います。

国旗掲揚の取り扱い十二章

第一章 国旗は常に旗竿(ポール)の最上部、竿頭に接して掲げなければならない。

第二章 室内においては三脚等を用いて垂直に掲げることにつとめ、ステージなどでは出来る限り横長とする。

第三章 国旗の上位とは、内側からみて最右翼、外側からは最左翼である。

第四章 掲揚は日の出(または始業)から日没(終業)までとする。

第五章 各国国旗を同時に掲げる場合は国旗の大きさは同一で、旗竿の高さも同一とする。

第六章 一本の国旗に二つの国旗を掲げてはならない。上位の国旗は下位の国旗を支配したことを意味する。

第七章 敷地内で自国の国旗を掲げることなく、外国の国旗のみ掲げてはならない。外国旗の掲揚には必ず自国の国旗も掲げる。

第八章 国旗と団体旗を併掲するときは国旗は団体旗と同一か大きい旗とし、ポールの高さも同一かより高くする。同じ高さの三本のポールに国旗と団体旗を掲げる場合は外側からみて①真中、②左、③右の順で掲げるのも一方法である。
なお、四本以上の同じ高さのポールに外国旗を掲げる場合は、日本も含めて国名の頭文字順に外側からみて左側より順列掲揚する。

第九章 国旗は地面につけないようにする。また、汚れたり、破損した国旗は掲げない。勿論文字を書き込んだりテーブル掛けなどには使わない。

第十章 悲しみの場合は半旗を掲げる。半旗とは旗竿から旗の縦~横巾分だけ降ろした位置。半旗の掲揚は始め竿頭まで掲げてから縦~横巾分だけおろす。下納するときは竿頭まで掲げてから下納する。家庭では竿頭と旗の間に巾三センチ、旗の横巾の長さの黒布をつけるか、竿頭を黒布で巻くのも一方法である。

第十一章 古くなった国旗は焼却するのが最適である。このほか旗章部分(日の丸の場合は赤い丸)を切り取って焼却するのも一方法である。

第十二章 国旗掲揚の際は起立して目礼、あるいは脱帽して国旗に敬意をあらわすのが通例である。
 
(社)国旗協会 『国旗の知識』 より抜粋

日本の教育現場では、あまり国旗教育をおこなっていないので、こういったことを知らない方も多いですね。
以前に、とある大会の準備で、ステージ設営をしている業者の方が国旗を床に無造作に置いていたのを見かけました。思い余って近くにあった椅子の上に移しましたが・・・。

国旗にメッセージを書き込んで掲げるのも、やはりやめたほうがよろしいかと・・・。

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