伊太祁曽神社の神様、五十猛命は 『古事記』 には 「大屋毘古神」 という名前で登場します。
この神様は、有名な 「因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)」 のお話の続きに登場し、大国主神の命を救ったことから、いのち神、厄難除けの神という信仰があるのは、何度も記してきた通りです。
そのため、厄除け祈願の参拝者も多いのですが、最近よく
「厄除けは初午(はつうま)に行うと聞いたのですが・・・」
という問い合わせがあります。
[4回]
初午というのは、お稲荷さんの日です。
もう少し詳しく言うと、全国の稲荷社の総本社である伏見稲荷の神様が降り立ったのが、和銅4年の2月初午だったと伝えられ、以来稲荷社の縁日となっている日です。
つまり 厄年・厄除け とはなんら関係がありません。
では、なぜこんな混乱が起きたのでしょう?
厄除け祈願は年始から節分の間に行うとされています。
(年始に行うとする地域や、節分に行うとする地域もあります)
新暦による2月初午も、大体節分に近い時期になりますので、混同してしまったのではないかと推察します。
ちなみに、初午ももともとは旧暦ですから、現在では3月上旬の行事になりますが、今は新暦2月初午に行うところの方が多いようです。
(伊太祁曽神社には摂末社に稲荷社がありませんので、あまりよくわからないのですが・・・)
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COMMENT
おじゃましま~す
ご来訪ありがとうございました。
ので、のぞきにやってきました。
ときたま顔を出すやもしれませんが、なにぶん田舎者なので、的外れのカキコの際はご容赦願いまして、今後は、よろしくお願いします。
黒トマ様 (Re:おじゃましま~す)
こちらこそよろしくお願いいたします。