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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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平成21年の厄年

厄年という風習があります。
数え年で 42歳の男性、33歳の女性 が よく知られています。
(数え年についてはこちらを参照)

厄年とは、体調の変化や、災厄の重なる年回りといわれています。
近年では、医科学的にも、男性の免疫力の低下や、女性のホルモン分泌量の変化が原因で体調不良を起こしやすいという、統計的結果も多いそうです。

平成21年の厄年は次のようになります。

  男性 女性
厄年 昭和60年生まれ
(数え25歳)
平成3年生まれ
(数え19歳)
前厄 昭和44年生まれ
(数え41歳)
昭和53年生まれ
(数え32歳)
大厄 昭和43年生まれ
(数え42歳)
昭和52年生まれ
(数え33歳)
後厄 昭和42年生まれ
(数え43歳)
昭和51年生まれ
(数え34歳)
厄年 昭和24年生まれ
(数え61歳)
昭和48年生まれ
(数え37歳)
*この表以外にも地域によって厄年のある地方もあります。
 
厄祓いはどのようにすればよいのでしょうか?

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・厄年ってよくないの?
「厄年」 は一般に 「災厄が降りかかる歳」 と認識されお祓いをしますが、地方によっては 「役年」 として、大きな役回りが巡ってくる年だとして 「お祝い」 をするところもあります。
「厄年に災難が起こる」 のは迷信だという方もいますが、概ね厄年の年齢になると社会的な立場が大きく変わる年頃であり、また医学的にも体に変調の起こりやすい年回りだといわれていますので、全くの迷信とはいえないでしょう。
いずれにしても、大過なく生活できるように、厄除けの御祈願をされるのがよろしいかと思います。


・厄除けの祈願はいつでもよいの?
厄年は、年頭から年末までの1年間です。お祓い自体はいつでも構いませんが、やはり早いほうがよいでしょう。
昔から、「新春の内にお祓いを行う」 というのが風習です。つまり、節分までに祈願をされた方がよいということです。
但し、初詣は 「神様に新年のご挨拶を行うお参り」 ですから、初詣とは日を改めて 「厄除けの祈願」 に参拝されるのが、丁寧です。
伊太祁曽神社は、1月15日の 「卯杖祭」 が古来から伝わる 「魔よけ・厄除けの祭典」 です。
当日の厄除け祈願者には、「厄除けの卯杖絵馬」 をお頒ちしています。
また 「厄除け小豆粥」 の振る舞いなども行われます。

厄除けの祈願は、日中、それも午前中の方がよいです。日暮れ時のお祓いはあまりよくありません。


・前厄・本厄・後厄ってどうするの?
「前厄や後厄はお守りだけ持っていれば良い」 という方もいますが、やはりお祓いをされた方がよいでしょう。
厄除け祈願をされますと、ご神前で祈願者の住所・氏名を読み上げて、神様に奉告いたします。
また、氏名を記したお札と、厄除けのお守りをお頒ちいたします。(1月15日は厄除け卯杖絵馬も)
単に、お守りを授与所で頂いて帰るのと、違いは一目瞭然ですね。


・祈願していただいたお札やお守りはどうすればよいの?
お札は、お家の神棚にお祀りください。神棚が無い場合は、目線より高いところにお祀りください。
お守りは、なるべく肌身離さずお持ちください。
厄年が済みましたら、神社にお返しください。その時に、神様に 「お礼参り」 をするのを忘れずに。
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無題

  • by *ぽぷら*
  • 2008/12/10(Wed)21:02
  • Edit
厄払いは、一度お寺で御祈祷して頂いた事があります。
お守りなどはありませんでしたが、御札は授けて頂いた覚えがあります。

大難は小難で、小難は無難で過ごさせて頂けるように、節目節目の御祈祷やお参りは、きちんとさせて頂きたいものですね。
それと共に、お礼参りや常日頃の感謝の気持ちを持って、お参りさせて頂く事も大切であるなぁ…と改めて思いました。

何か特別な日で無くても、ふと神様を思い出して、お参りしたいな…っていう気持ちになる時もありますしね。

無題

  • by かまど
  • 2008/12/13(Sat)21:59
  • Edit
私の地元では厄年の人の家では餅まきをします。
餅をまくことによって、多くの人に少しずつ自分の厄をもらって頂き助けてもらいます。

でも、体調が変わる年頃と言う事からすれば、餅をいただいてもらって、何かあったら助けてね、って言う意味で餅をまき始めたのかも・・・なんて思いました。

私もだいぶ厄年に近づいてきてますので、摂生しないといけないと思う今日この頃です。

*ぽぷら*様

  • by 木霊
  • 2008/12/14(Sun)08:59
  • Edit
いつもコメントありがとうございます。
我々の先輩達は節目節目に感謝の気持ちを神仏にあらわしてきていました。そういうことが失われつつある昨今、不可思議な犯罪や事件が頻発していることと、無関係ではないような気がします。
「困ったときの神頼み」などという言葉もありますが、お願いばかりではなく日常の感謝の気持ちも忘れずに大切にしたいものです。

かまど様

  • by 木霊
  • 2008/12/14(Sun)09:02
  • Edit
いらっしゃ~い!
厄年に餅を撒く風習のある地域は結構有るようですね。節分の豆まき・・・は年男年女でしたか(笑

> 餅をいただいてもらって、何かあったら助けてね、って言う意味で
そうかもしれませんね。

「厄年は役年」なんて言葉もあります。大事なお役が巡ってくるので頑張りすぎて体調を崩してしまうとか・・・。
気持ちはまだまだ若いけど体がついてこないという年頃かもしれませんね。

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