一夜明けて、7月31日は茅輪祭の本祭りです。
午前11時より、本殿祭を執り行いました。
参列は、氏子総代やあじさいの会(敬神婦人会)の皆さんで、一般の方はほとんどいませんが、大切な祭祀です。
本殿祭を終えると、茅輪祭に関わる神事は全て終わりになりますが、まだ神社の行事として 打ち水大作戦が残っています。
打ち水大作戦は、地球温暖化が叫ばれるようになって、日本の伝統的な打ち水を見直そうと始まった、全国的な運動です。
全国一斉打ち水などを行い、「地球の温度を2℃下げよう」 を合言葉に活動が展開しています。
和歌山県では平成19年にJR和歌山駅前を始め、伊太祁曽神社などを会場に 打ち水大作戦 が開始されました。
残念ながら 5年が経過した今、和歌山県内で継続的に 打ち水大作戦を実施しているのは 伊太祁曽神社だけになってしまいましたが・・・。
打ち水は、朝や夕方の少し涼しい時間に行うものという認識がありますが、打ち水大作戦では一番暑い時間に水を撒いて地表温度を下げて、エアコンの設定温度を上げるなどしようと、打ち水の時刻を正午頃にしているようです。
伊太祁曽神社では、最初の年に別会場から流れてくる方を受け入れて実施するため、午後3時に設定した経緯があり、今もその名残で午後3時実施となっています。
さて、撒く水は 通常 2次水 と呼ばれるものを使います。
つまり、一度使用した水、用途を終えた水ということで、お風呂の残り湯やエアコンの排水などを使いましょうということです。
伊太祁曽神社の打ち水大作戦では、御井社の井戸水を用いることにしています。
この水は、昔から 「いのちの水」 とも伝えられる霊水であり、清めの水でもあります。
時刻になりますと、皆で一斉打ち水をします。
丁度、この時間に居合わせた参拝者の方も巻き込んで・・・。(笑
最初は結構遠慮がちに(というか明らかに引いていた)参拝者も、途中から楽しくなってバシャバシャと水撒きをするのが毎年の常(笑
今年は、自宅から2次水持参の参加者が来てくれたことが何よりも嬉しかった!
お水を撒いたあとは、地表温度が下がったか測定して終了・・・、なのですが・・・。
温度計で測定するまでもなく、明らかに涼しくなっているので、最近は測定を省略。
でも、水が蒸発して気化熱で地表温度や気温が下がっているのを視覚的に実感するため、シャボン玉を飛ばすことにしています。
予め準備しておいたシャボン玉セットを配るのですが、大抵 大人は気恥ずかしそうに受け取ります。
シャボン玉飛ばしも最初はいまひとつな感じで行うのですが、だんだん童心にかえって楽しみます。
ともかく、シャボン玉が天高く舞い上がれば、上昇気流発生ということで、打ち水大作戦は大成功ということです。
今年も、勿論 大成功 でした!!
[0回]
PR
COMMENT