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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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親子木工教室 ~黒文字楊枝づくりとお茶席体験~ を実施しました

5月4日のみどりの日に「親子木工教室」を開催しました。

今年は昨年同様に「黒文字楊枝づくりとお茶席体験」を実施しました。
今年は、日本木材青壮年団体連合会 が平成28年度に作成した「三育教本」も用いて実施しました。
ここでは「三育」とは「食育」「茶育」「木育」と定義し、お茶席を通して子供たちに日本の文化と心を育んでもらおうという取り組みです。実はこの「三育教本」の編纂に私も携わっていますが、それだけでなく今回の黒文字楊枝作成の指導をしてくれた 菊水産業株式会社の末延専務 やお茶席の指導をしてくれた 茶人の梅原宗直さん はいずれもこの三育教本に携わった面々。まさに「三育教本」を実現するメンバーでの取り組みでした。

まずは主催者である神社より親子木工教室の趣旨と神社の由緒を説明。
その後、参加者一同で参拝しました。続いて、境内には黒文字の木がありますので、実際に生えている黒文字を見学してもらいました。

木工教室会場に戻り、いよいよ黒文字楊枝づくりを行ってもらいます。
まずは黒文字楊枝の説明が末延専務よりあり、ある程度まで加工された材料が参加者に配られました。適当な大きさに仕上げられている黒文字を楊枝の形になるようにナイフで削り、必要であればヤスリがけをするという作業です。

 

最近は学校でナイフを使うことがないためか、子供たちは最初はおっかなびっくり黒文字を削っていましたが、勝手がわかってくると集中して一所懸命に楊枝づくりに没頭していました。
親子木工教室なので、一緒に参加していたお父さんやお母さんにも同じ様に楊枝づくりをしてもらいます。

  

黒文字を削るととても良い香りが会場に漂いました。削り屑を入浴剤にしたり芳香剤にしたり、また煮出して黒文字茶にしたりできると説明があると、皆さん削り屑も集めて袋に入れていました。

黒文字楊枝が完成すると、お茶席体験です。今自分がつくった楊枝をつかって和菓子を食べて、それからお抹茶をいただきます。お茶席の指導は茶人の梅原宗直さんにお願い致しました。
普通であれば出されたお抹茶をいただきますが、今回も自分で茶筅を持ってお茶を点てる体験もしてもらいました。お抹茶の点て方の基本を教わると、真剣に茶筅を持って自分のお茶を点てていました。

  

今回は5組10名の方に参加いただきました。
次回は「親子限定」ではなく、大人1人でも参加できる形の「黒文字楊枝づくりとお茶席体験」を企画したいと思います。

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