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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   

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神幸祭(神輿渡御)

10月15日の例祭に続いて、18日は神幸祭を斎行しました。
元々は例祭に引き続いて行われていた神幸祭ですが神輿担ぎ手を確保するということから、10年程前より例祭後最初の日曜日に神幸行事を分けて行うことになっています。
いろいろ賛否はありますが、例祭日を変更せずにしかも賑やかに祭礼を行う方法としてはやむを得ないと考えています。
実際、1基しか出せなかった神輿が、現在は3基揃って渡御することができ、加えて華車や子供みこしも出すことが出来ていますから、賑わいはかつてとは比べ物になりません。

午前11時より神幸祭を執り行い、正午に発輿式(渡御行列出発のお祓い)。
総勢約150名の行列が3km北の奥宮向けて出発しました。
今年は発輿式に尾花和歌山市長がお越しになり、出発の号令をかけて頂きました。

猿田彦役には和歌山市出身で現在は奈良市にお住まいの方が、また奥宮で神楽を奉納する巫女は氏子の高校生が奉仕してくださり、年々規模も大きくなっています。
とはいえ、まだまだ3基の神輿を担ぐ神輿掻きの人数は不足気味で、明年は更に声掛けをして担ぎ手を増やしたいところです。

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例祭(秋祭り)斎行

今年も10月15日に例祭を斎行しました。
例祭は神社で一番大きな、そして大切なお祭りで、神社によっては例大祭とも呼ぶ祭礼です。

伊太祁曽神社では10月15日が祭日とされており、今年も例年通り斎行しました。
昔は祭典に引き続いて神輿渡御を行う神幸祭が行われていましたが、現在神幸祭は例祭後の最初の日曜日となっています。

例祭には氏子各地区の代表として氏子総代が参列し、またあじさいの会、ときわ会のそれぞれ会長も参列しました。
伊太祁曽神社の例祭には、有田市に鎮座する須佐神社の氏子総代が代参参列し、先方の10月14日の例祭には当社の氏子総代が代参する仕来りがあります。今年も須佐神社より2名の氏子総代が代参にお越しになりました。

祭典後は、氏子地区内にある東山東小学校の6年生が子供みこしを担ぎました。
その後、参列者一同、神幸祭の御旅所となる奥宮(丹生神社)に移動し、奥宮拝礼を行い神社に戻り直会を行いました。

   


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幣饌料伝達奉告祭

9月26日~10月6日、和歌山県で国民体育大会、いわゆる「国体」が開催されました。
この わかやま国体 の開会式には天皇皇后両陛下がお出ましになられました。
天皇陛下が全国各地に行幸されると、その都道府県の旧官國幣社と指定護國神社に対して幣饌料(へいせんりょう)がお供えされます。
和歌山県の場合は9社が該当し、伊太祁曽神社もその1社です。

9月25日に両陛下は和歌山県に行幸啓あそばされ、2泊3日の御予定で御滞在になられました。
25日夕刻には県内の旧官幣社と指定護國神社の宮司に、侍従長よりそれぞれ幣饌料の伝達が行われました。

各神社ではそれぞれ幣饌料を御神前に奉り奉告祭を斎行します。
伊太祁曽神社では10月1日の月次祭にあわせて奉告祭を執り行いました。


戦後、官國幣社の制度が無くなってから、天皇陛下にはこれまでに5回和歌山県に行幸あそばされており、今回が6回目となります。
伊太祁曽神社割拝殿に掲げてある、幣饌料を頂戴したことを記す扁額に、新たに平成27年9月25日の日付が書き加えられました。

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てきゃら 秋の宵待ちライブ


 10月20日(火)18:30~
和歌山出身の夫婦和太鼓奏者「てきゃら」の演奏会を、伊太祁曽神社常盤殿で行います。
全席自由で木戸銭は1,500円。(中学生以下600円)
詳しくは、神社(073-478-0006)または、和太鼓てきゃら(090-4565-7678)までお問い合わせください。

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茅輪祭 本祭り(7月31日)

7月31日は茅輪祭の本祭りです。
午前11時から本殿祭が執り行われました。
通常、茅輪くぐりは参道に茅輪が設けられ、参拝者は8の字に茅輪を3回くぐり、その後本殿などにお参りします。
伊太祁曽神社では、茅輪は参道ではなく割拝殿の一角に設けられ、その先には祓戸の神を祀る祭壇が設けられています。参拝者はまず本殿に参拝し、その後茅輪を3回くぐり、そして祭壇の祓戸の神様をお参りするのです。

31日の本殿祭を執り行うと、茅輪祭の神事は全て執り納めとなります。
あとは、夏祭りとして夕方ころから準備氏子崇敬者がお詣りにやってくるわけですが、平成19年より打ち水大作戦を行っています。
地球温暖化対策の啓発活動として全国で取り組まれている打ち水大作戦を和歌山でも実施しようと始まった「打ち水大作戦in紀州・和歌山」ですが、初回から現在まで続けて行われているのは伊太祁曽神社だけとなりまし。


今年も浴衣姿の善男善女を中心に、一斉打ち水を実施。気温は5度下がりました。
打ち水の効果を確かめるために、温度計で気温を計るのと同時に、参加者でシャボン玉を飛ばします。打ち水が蒸発することで地表温度が下がり、その上昇気流で気温も下がるということで、シャボン玉が大空に舞い上がると「作戦成功」ということになります。視覚的に非常に分かりやすいので毎回この方法を採っています。


打ち水に撒く水は、水道水ではなく神社境内に湧く井戸水。この井戸は昔から「いのちの水」とも呼ばれており、神社では清めの水としても用いています。
つまり、打ち水を行って地表温度を下げると同時に、夕方から多くの方がお参りする参道を清めるという意味も持っているのです。

今年の打ち水大作戦では、和歌山のとある企業のCM撮影も行われました。
9月頃よりテレビ和歌山で流れるとのことでした。

そして打ち水の後は、それぞれ人形に名前を記し、自己の体を撫でて罪穢れを移し、大野輪をくぐってお参りしてゆかれました。

夕方5時30分より、本祭りの奉納舞台が始まりました。
今年は、和歌山県女子神職会海南海草支部による紙芝居「ヤマタノオロチ」を皮切りに、竹の子会の子供たちによる民謡や夏踊り、大河内珠算教室が主催する暗算王決定戦と行われてゆきます。丁度、今年の暗算王が決まる頃、日が暮れて夏祭り・夜祭りの雰囲気になってきます。
奉納舞台では山口采希ミニライブ、月下踊姫のベリーダンスが行われ、今年の茅輪祭の全ての予定が終了しました。

 

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茅輪祭 宵宮(7月30日)

今年も7月30~31日に茅輪祭を執り行いました。

茅輪祭(ちのわまつり)は茅(ちがや)で作った茅輪をくぐるお祭りで、夏越の祓いとも呼ばれる神事です。
人形(ひとがた)に自己の罪穢れを移すことで、その罪穢れが祓われるとする「大祓い」の行事が、律令の時代から年に2回行われていますが、特に夏の大祓いでは茅輪をくぐり夏の暑さを乗り切るという信仰があります。茅は大変に生命力のある草なので、その草にあやかろうということなのかもしれません。
最近は、随分と多くの神社で茅輪くぐりを行うようになっていますが、伊太祁曽神社の茅輪祭は「茅輪くぐり」ではなく「わくぐり」と昔から呼ばれており、この周辺ではおそらく一番古いのではないでしょうか。地元では「茅輪祭」や「茅輪くぐり」よりも「わくぐり」の方が通りが良いです。



さて、そんな「わくぐり」ですが7月30日が宵宮。午後6時に大茅輪の注連縄を切り参拝者がくぐって行けるようにする「くぐり初め神事」が斎行されました。
宮司が参列者の罪穢れを祓う「大祓詞」を奏上し、その後注連縄を切り開きます。
神社の氏子総代や篤志崇敬者などが特別参列者として宮司以下祭員に引き続いて茅輪をくぐります。これらの方々が3度輪をくぐった後に続いて、一般参列者は順次輪をくぐって行きます。
今年は奉納カラオケ舞台のゲスト歌手、嶋三喜夫さん、宮本静さんも特別参列者として参加されました。また、一般参列者の中でも浴衣姿でお参りの方には最前列に並んでいただきました。


午後7時から、奉納舞台ではカラオケ大会が開催されました。
今年は35回目ということで、第1回からずっと運営に御奉仕頂いているお三方に記念品の贈呈が行われました。


また、ゲスト歌手を今年は2名(嶋三喜夫さん、宮本静さん)お招きして、ミニコンサートを開催して頂きました。
最後は、紀洲よさこい踊り「紀道」の演舞があり、宵宮祭を執り納めました。

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茅輪祭(わくぐりまつり)

今年も茅輪祭を、7月30~31日の日程で斎行いたします。
30日午後6時より「くぐり初め神事」を執り行い、ここから茅輪祭(通称:わくぐり)が始まります。
茅輪祭では人形(ひとがた)に自身の罪穢れを移して、大茅輪をくぐることで祓いがされるという「夏越の祓い(なごしのはらい)」の行事です。多くの神社では6月30日に行われますが、伊太祁曽神社では旧暦で行われており、現在はその日に近い7月30~31日の2日間斎行しています。

30日午後6時の「くぐり初め神事」では宮司が大茅輪に附された注連縄を切り、氏子総代等と一緒に潜り祓いを行います。一般の参拝者はこの神事の後、順次自由に大茅輪を潜ってお祓いをします。
31日午前11時には「本殿祭」が行われ、氏子崇敬者が安寧に生活することを祈願します。
そして午後3時から「打ち水大作戦!in紀州」を行います。地球温暖化防止啓発の打ち水を皆で行う行事です。
どちらの神事・行事にも浴衣で参列・参加いただけるように、今年は浴衣の着付けを実施します。神社で着付けを行わなくても浴衣で参列・参加いただける方、大歓迎です。

また、両日とも夕刻には奉納舞台で各種行事が行われます。奉納舞台の詳しい時間割は改めてご案内させていただきます。

和歌山市の夏の風物詩の1つ、わくぐり に是非、お参りください。

【浴衣の着付け】予約優先1人500円
 7月30日 16:00~18:00(くぐり初め神事に前列で参列できます)
   31日 13:00~15:00(打ち水大作戦!に前列で参加できます)
       16:30~19:00

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七夕飾り

今年も七夕飾りを拝殿前に出しています。 願い事を書く短冊は賽銭箱の横にありますので、お参りの際に願い事を記して吊るしてください。

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お札に巻かれている薄い紙


お札には薄い紙が巻かれていますが、みなさんどうされていますか?

神棚(宮形)に納めてお祀りするお札(おふだ)の話です。
お札(おふだ)であり、お札(おさつ)ではありません。

10月に伊勢の神宮で大麻頒布始祭が斎行され、各都道府県や、神社庁の支部、各神社などそれぞれで順次頒布始祭が執り行われ、そろそろ氏子崇敬者の各家庭には神宮大麻(お伊勢さんのお札)が届く頃ではないでしょうか。神宮大麻にあわせて氏神様のお札も頒布されるところも多いと思います。

お札には、木製や紙製、形も剣先や角など様々ですが、神宮大麻は紙の角札ですね。
そしてお札に記されている文字が読めるような薄い紙が巻かれています。
各神社のお札でも紙札の場合、同様になっているものがありますね。
(写真右側がそれぞれ薄い紙の巻かれているもの、左側が取ったもの)

この薄い紙、もともとは包装紙の役割として巻かれたものだそうです。
ですから本来は頂いてきて、神棚に納める際に取るもののようですが、御神名や神社名がそのまま見えるのは恐れ多いと、この紙を巻いたままお祀りされる方も多いようです。
それだけ神様に畏敬の念を抱くことは決して悪いとは思いませんので、その祀り方を否定はしません。ただ、時々この薄い紙をどうしたらよいのか聞かれることがあるので、その由来についてのみ記しておきます。

年末には自宅や会社の神棚のお札を新しくされる方も多いと思います。参考にしてください。

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神幸祭(神輿渡御)

10月19日に神幸祭を執り行いました。
神社の例祭は毎年10月15日と決まっており、かつてはこの日に神輿渡御も行われていましたが、現在は10月15日の例祭と、その後の日曜日の神幸祭という風に、祭典を2つに分けて行っています。神幸祭では神輿渡御が行われるのです。

神幸祭は午前11時から斎行され、責任役員及び氏子総代、そして各所役の方々が参列します。
その後、正午に発輿式が行われ渡御行列出発のお祓いが執り行われます。
神輿の担ぎ手や稚児行列の参加者はこの時刻に集まってきます。
伊太祁曽神社には3基の神輿と2基の子供みこし、そして1台の華車がありますので行列の人数は100名を超す規模になります。
神社の北方3kmのところに奥宮があり、そこまで神輿が行って帰ってきます。
今年も天候に恵まれ、盛大に神幸祭を執り行うことができました。

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奥出雲神代神楽社中 神楽奉納

島根県奥出雲町の神楽社中による神楽奉納が行われました。

奥出雲の地は、素戔嗚尊と五十猛命が天降った地。日本書紀にその様に記されています。
そんな御神縁から、今回奥出雲神代神楽社中からお申し出があり、神楽の奉納となりました。
演目は簸の川大蛇退治(ひのかわおろちたいじ)。いわゆるヤマタノオロチ神話です。

また神楽奉納に先立ちモンデンモモさんによる「古代への旅」という曲も奉納されました。
モンデンモモOFFICIALサイト

  

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「いのり」と「みのり」の旅

今年も9月14日から紀北キャンペーン「いのりとみのりの旅」がはじまります。(12月13日まで開催)
伊太祁曽神社の特別プログラムは昨年と同じく、正式参拝と端材を用いたお箸づくり。
今年は桜の端材を用いたお箸を準備しています。

キャンペーン開催期間中の土日祝のみ実施します。尚、事前に予約が必要ですので予めご了承ください。

紀北キャンペーン全体の概要については公式サイトをご覧ください。
「いのり」と「みのり」公式サイト http://www.inoritominori.com/

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お月見

今年も ”仲秋の名月” の9月8日に観月会(お月見)を行います。
19:00開始。場所は常盤殿です。
特段神事などを行うことのない、いわゆる ”お月見” ですのでお気軽にご参加いただけます。
尚、準備の都合がありますので、参加される方は事前にご連絡ください。
(参加費として1,000円を頂いております。ちょっとした飲み物と食べ物は準備しますが、基本的には各自の持ち寄りとなります。)

さて、このブログでは何度か「お月見」は中秋(旧暦8月)の満月だけでなく、翌月の十三夜の月見を行って完結すると書きました。この十三夜の月見を「後の月」などとも呼びます。
仲秋の名月だけの月見は「方月見」といって忌まれたともいいます。
後の月の記事はこちら

十五夜では里芋などをお供えすることから「芋名月」の別名が、そして十三夜では栗などをお供えすることから「栗名月」の異名もあります。
ところが和歌山では少し風習が異なるようです。

昭和17年に刊行された『諸國風俗問状答』という書物に、和歌山の風俗が記されています。
この書物は昭和17年の刊行ではありますが、文化十年頃に編纂に取り掛かった「諸國風俗問状答」を活字化したもののようですので、江戸期の風俗が記されているものと考えてよいと思います。

この書物に収められている「和歌山風俗記」より月見の記されている部分のみ抜粋します。

(八月)
十五日、月見の祝家々にて、芋だんごを月に備へ、造酒をあげ家々これを祝ふ。團子も芋の形なり。
武家町家も同様に賞翫す。

(九月)
十三日、後の月見とて、さや豆に衣かつぎ芋に造酒を月に備へ、家内もこれを賞翫す。

これを見ると、和歌山では「後の月見」は「栗名月」ではなく「豆名月」ということになりましょうかね。

今年の月見(十五夜)は9月8日、後の月見(十三夜)は10月6日です。

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茅輪祭(31日奉納舞台)

茅輪祭2日目の奉納舞台は、今年は例年よりも少し早く午後6時から始まりました。
まだ日が沈む前の明るい時間ですが、子供たちを中心に徐々に人が集まってきました。

最初のプログラムは、和歌山県女子神職会海南海草支部の皆さんによる紙芝居。
毎年、日本神話の紙芝居を行ってくれています。今年は新作の天岩戸が行われました。
子供たちだけでなく、一緒に来ている親御さんの中にもお話を知らなかった方もいたようで、熱心に聴いている人たちも見かけました。

続いては地元の子供たちの「竹の子会」による民謡・踊り。
今年は少人数での参加となりましたが、一番小さいお子さんは2歳だとか。

そして、子供たちに大人気の暗算王決定戦の受付が始まりました。毎年決勝戦の頃に見に行きますが、パッ・パッ・パッ・パッと表示される数字を暗算で計算して正解を出す子供たちに感心してしまいます。
何しろ数字が表示されている時間は非常に短いですし、表示される数字も1ケタではありません。電卓を持っていても果たして映し出させる数字をちゃんと打ってゆけるのか不安になるような速さです。

沢山の子供たちが参加して勝ち抜いてゆきますので、決勝戦に近くなる頃にはすっかり暗くなってきました。
最後は、ビンゴ大会で大盛り上がりをしていたようです。

暗算王決定戦の後は、再び奉納芸能が行われます。
今年初めて奉納して頂いたのは 楽しいオカリナ の皆さん。
オカリナ独特の澄んだ音色が、神社の森に響き渡りました。

続いては山口采希さんのミニライブ。
20代初めの若い女の子が日の丸を振って戦時歌謡を熱唱します。
会場には日の丸の小旗が配られ、観客も一体となって盛り上がりました。
そして北朝鮮へ拉致された人たちの帰国を願ったオリジナル曲の披露もありました。
なぜかこの問題は音楽業界でタブーだそうで、このことをテーマにした曲は今までなかったそうです。胸にこみ上げてくるモノがある良い曲でした。

ライブで盛り上がった後は、すっかり定番となりましたベリーダンス。
月の神に捧げられたと云われる妖艶な踊りが披露されました。

最後は紀道の紀州よさこい踊り。奉納舞台が2日間になり紀州よさこい踊りが奉納されるようになってから、毎年参加してくれている連です。
今年も茅輪祭奉納舞台の大トリを務めてくれました。

2日間天候に恵まれ、また大勢の氏子崇敬者にお参りいただき、今年の茅輪祭も賑やかに執り納めました。

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打ち水大作戦 in 紀州・和歌山

茅輪祭2日目本祭では、午前11時に本殿祭が執り行われました。
巫女による神楽舞につづき宮司の玉串拝礼、そして参列者代表による玉串拝礼が行われました。

午後からはすっかり恒例行事となった打ち水大作戦。
平成19年から始まった、和歌山での打ち水大作戦。今年で8回目です。

毎年茅輪祭2日目に行っていますが、昨年参加してくれた着物愛好会の方々が今年も声掛けしてくれて、大勢浴衣で参加してくれました。

午後3時、いちばん暑い時間は過ぎたと言え、まだまだ非常に熱い中打ち水大作戦が始まりました。


趣旨説明、宮司挨拶に続いて、カウントダウンにあわせて参加者皆で一斉打ち水。
それぞれが手桶の水を柄杓や素手で撒いてゆきます。
毎年、伊太祁曽神社の打ち水大作戦で使用する水は、境内の「いのちの水」と呼ばれる井戸から湧く井戸水。清めの力もあるとされ、単なる打ち水効果、水道水を使わないというだけでなく、お祭りの参道を清めるという意味も実はあったりします。


水を撒いたあとは、実際に温度が下がったのか実証が必要です。
既に体感温度も下がっているので、打ち水効果があったことは明らかですが、皆でシャボン玉を飛ばして、気化熱の上昇気流にのってシャボン玉が空高く舞い上がれば作戦成功。
今年も、シャボン玉は空高く舞い上がりました。


そして忘れてはいけないのは、この行事は茅輪祭の行事の1つとして行っているということ。
打ち水の参加者は、順次人形祓いを行い、大茅輪をくぐってお参りしました。
男性の浴衣姿というのも、なかなか粋で良いものです。

日が暮れると、茅輪祭2日目の奉納舞台が始まります。

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