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木の神様を祀る伊太祁曽神社(和歌山市鎮座)のブログ。

木の国神話の社 禰宜日誌

   
カテゴリー「神社祭典・行事」の記事一覧

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茅輪祭 神賑行事 その3 紙芝居~日本のはじまり~

合気道奉納演武の次は、和歌山県女子神職会海南・海草支部による紙芝居~日本のはじまり~です。

和歌山県女子神職会というのは、名前の通り和歌山県下の女性神職の会で、その中の海南・海草支部の皆さんは、神話の紙芝居を作成していろいろなところで公演活動を行っています。
今年は特に古事記編纂1300年という節目の年ということもあって、公演回数も多いとか。

紙芝居

伊太祁曽神社での公演は今回初めてでしたが、合気道の演武者に子供が多かったこと、そしてこの次に行う 「暗算王決定戦」 が子供に大人気の行事ということもあり、とにかく沢山の子供があつまって熱心に紙芝居を見てくれたようです。
それ以上に、大人が結構真剣に見てくれたと、女子神職会の皆さんは喜んでおられました。
現在、女子神職会では4つのお話を紙芝居にしており、今後も順次作成しているとのことですから、来年も茅輪祭で公演してもらえるかも知れません。

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茅輪祭 神賑行事 その2 武産館道場奉納演武

31日は、前日の奉納カラオケ大会と打って変わって、さまざまな奉納行事が行われました。
今年は、それぞれ順に紹介したいと思います。

まずは、合気道武産館道場(たけむすかんどうじょう)による奉納演武。
合気道の創始者、植芝盛平氏は和歌山県西牟婁郡(現:田辺市)の出身ですから、ある意味和歌山発祥とも言えます。

奉納演武

武産館道場による奉納演武は今年で4回目となります。
子供を中心に、合気道の 「小よく大を制す」 を表した演舞を見せてくれました。

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茅輪祭 本殿祭・打ち水大作戦

一夜明けて、7月31日は茅輪祭の本祭りです。
午前11時より、本殿祭を執り行いました。
参列は、氏子総代やあじさいの会(敬神婦人会)の皆さんで、一般の方はほとんどいませんが、大切な祭祀です。

本殿祭を終えると、茅輪祭に関わる神事は全て終わりになりますが、まだ神社の行事として 打ち水大作戦が残っています。
打ち水大作戦は、地球温暖化が叫ばれるようになって、日本の伝統的な打ち水を見直そうと始まった、全国的な運動です。
全国一斉打ち水などを行い、「地球の温度を2℃下げよう」 を合言葉に活動が展開しています。
和歌山県では平成19年にJR和歌山駅前を始め、伊太祁曽神社などを会場に 打ち水大作戦 が開始されました。

残念ながら 5年が経過した今、和歌山県内で継続的に 打ち水大作戦を実施しているのは 伊太祁曽神社だけになってしまいましたが・・・。

打ち水は、朝や夕方の少し涼しい時間に行うものという認識がありますが、打ち水大作戦では一番暑い時間に水を撒いて地表温度を下げて、エアコンの設定温度を上げるなどしようと、打ち水の時刻を正午頃にしているようです。
伊太祁曽神社では、最初の年に別会場から流れてくる方を受け入れて実施するため、午後3時に設定した経緯があり、今もその名残で午後3時実施となっています。

さて、撒く水は 通常 2次水 と呼ばれるものを使います。
つまり、一度使用した水、用途を終えた水ということで、お風呂の残り湯やエアコンの排水などを使いましょうということです。
伊太祁曽神社の打ち水大作戦では、御井社の井戸水を用いることにしています。
この水は、昔から 「いのちの水」 とも伝えられる霊水であり、清めの水でもあります。


打ち水大作戦

時刻になりますと、皆で一斉打ち水をします。
丁度、この時間に居合わせた参拝者の方も巻き込んで・・・。(笑
最初は結構遠慮がちに(というか明らかに引いていた)参拝者も、途中から楽しくなってバシャバシャと水撒きをするのが毎年の常(笑

今年は、自宅から2次水持参の参加者が来てくれたことが何よりも嬉しかった!

お水を撒いたあとは、地表温度が下がったか測定して終了・・・、なのですが・・・。
温度計で測定するまでもなく、明らかに涼しくなっているので、最近は測定を省略。
でも、水が蒸発して気化熱で地表温度や気温が下がっているのを視覚的に実感するため、シャボン玉を飛ばすことにしています。

シャボン玉

予め準備しておいたシャボン玉セットを配るのですが、大抵 大人は気恥ずかしそうに受け取ります。
シャボン玉飛ばしも最初はいまひとつな感じで行うのですが、だんだん童心にかえって楽しみます。

ともかく、シャボン玉が天高く舞い上がれば、上昇気流発生ということで、打ち水大作戦は大成功ということです。
今年も、勿論 大成功 でした!!

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茅輪祭 神賑(境内の様子)

茅輪祭の宵宮である7月30日は、午後6時のくぐり初め以外、神社の神事・行事はありません。
あとは、参拝者の皆さんが順次、大茅輪をくぐり、人形(ひとがた)を納めて行く。
参拝の証に、小茅輪や五色絲を頂いて帰るということになります。
奉納舞台でカラオケ大会が始まると、途中の宮司挨拶以外は神社としては境内巡視です。
奉納舞台と屋台

境内では夏祭りの賑わいとして、たくさんの屋台が並びます。
一の鳥居から参道沿いに出ます。
屋台は露天商の方が出してくれるのですが、その一方で神社の敬神婦人会である あじさいの会 の皆さんが始めて、もはや茅輪祭の楽しみの1つにまで定着した そうめん流し があります。
流しそうめん

今年も連日大盛況でした。

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茅輪祭 神賑行事 その1

くぐり初め神事を斎行した後、参拝者は順次大茅輪をくぐってお参りいただけます。
そして、30日午後7時からは、奉納カラオケ大会がはじまりました。

伊太祁曽神社の茅輪祭奉納カラオケ大会は、カラオケ愛好者の間ではちょっと有名なようで、それなりのレベルでないと参加してはいけないという不文律があるという噂を聞いたことがあります。
確かに、出演者の皆さん、プロ顔負けの歌声を披露される方が多く、また衣装も凝った方がいらっしゃいます。

また、このカラオケ大会には必ずゲスト歌手をお招きするのですが、原則和歌山出身で活躍されている方をお呼びしています。
過去には坂本冬実さん(まだ下積み時代でお名前も違ったそうです)も出演されたとか。
月川るり
今年は、月川るりさんが出演されました。月川さんは昨年・一昨年と出演頂いています。是非、メジャーになっていただきたいものです。
(カメラの調子が悪く、今年の奉納舞台での様子が撮影できませんでした。代わりに、先般神社境内でCDジャケット用などに撮影された時の写真を頂いていますので、そちらを掲載させていただきます。)

今年の30日の奉納行事はカラオケ大会のみ。午後9時30分頃には全ての方の出演が終わりました。

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茅輪祭 くぐり初め神事

くぐり初め
 
7月30・31日は、夏越祓いの行事でもある、茅輪祭でした。

30日午後6時に、宮司が大祓詞を奏上し、くぐり初めを執り行い、その後、参詣者は順次大茅輪をくぐってお参りします。
よく 「くぐりはじめ」 と読まれますが、正しくは 「くぐりぞめ」 です。
今年は、ドイツの方もくぐり初めに参列されていました。

最近では、茅輪くぐりを行う神社が随分と増え珍しくなくなりましたが、それでも伊太祁曽神社の茅輪祭は、他の神社の茅輪と少し異なります。
茅輪をくぐるということは、全国的に昔から良く行われているので、本来それほど珍しいことではないのですが、それでも最近はこれまで茅輪くぐりを行っていなかった神社が新たに始めたというのが増えているようです。

茅輪は参道や鳥居に準備され、参拝者は8字に3回(左・右・左)と廻って、その後神社の社殿にお参りするのが一般的だと思います。
伊太祁曽神社の場合は、茅輪をくぐった先に祭壇が設けられ、そこに祓戸四柱の神が奉斎されています。茅輪祭だけの臨時の祭壇になります。ここに、自己の罪穢れを祓った人形(ひとがた)を納めて参拝するのです。

人形は、氏子の各家庭、また1年以内に神社で祈祷祈願をされた方には事前にお頒ちし、それ以外の方は茅輪祭にお越しいただけば境内でお頒ちしています。
今年も多くの方が、”わくぐり” をして参拝されました。

くぐり初めが清むと、舞台ではさまざまな奉納行事が行われ、楽しく賑やかな夏祭りの様相になります。
今年の奉納舞台の様子も追ってUPして行きます。

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祇園祭

伊太祁曽神社の主祭神:五十猛命の父神である須佐男命を祀る祇園神社が境内にあります。
この祇園神社の例祭は、毎年旧暦6月7日と定められています。
今年は7月25日がこの日にあたり、午後7時より祇園祭を執り行いました。

祭典は、まず参道に提灯を点し、その後御本社を参拝。
続いて祇園神社に移動して、執り行います。
祭典後は、参列者でスイカを頂き、提灯の火が消えるころまで花火などをして楽しむのが習わしになっています。
今年もお天気に恵まれ、良いお祭りができました。

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茅輪祭のポスター

chinowa24.gif今年の茅輪祭のポスターが出来上がりました。
ここ2~3年同じデザインでしたので、少しかえてみました。いかがでしょう?


お祭りは例年通り、7月30~31日の2日間です。
祭典時刻及び奉納行事は次のようになります。

7月30日(月)
18:00 茅輪祭くぐり初め神事
19:00~ 奉納カラオケ大会 ゲスト歌手:月川るりさん

7月31日(火)
11:00 本殿祭
15:00 打ち水大作戦(今年は関西にも節電の波が!)
17:30 合気道奉納演舞(武産館)
18:00 紙芝居~古事記日本のはじまり~(和歌山県女子神職会海南・海草支部)
18:30 暗算王決定戦(大河内珠算会)
20:00 民謡・夏踊り(竹の子会)
20:30 ベリーダンス(DaceStudio月下踊姫)
21:00 ミニライブ(西宝山子)
21:30 紀州よさこい踊り(紀道・海友会楽舞和・舞楽)


大勢の皆さんの参拝をお待ちしています。
 

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門宮祭

門宮祭6月1日の月次祭に引き続いて、境内社である櫛磐間戸神社の例祭 門宮祭 を執り行いました。
櫛磐間戸神社は、一の鳥居を入ってすぐのところに鎮座する神社で、櫛磐間戸神と豊磐間戸神を祀っています。丁度、神社の入口に祀られていることから、門神様と慕われるお社です。
毎年6月1日が例祭日と定められており、本殿での月次祭に引き続いて斎行しています。
今年も、敬神婦人あじさいの会の皆さんを始めとする氏子・崇敬者の方が参列されました。
 

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服喪の期間

随分と以前に、このブログで服喪の期間について記したことがあります。
身内に不幸があった時に、喪に服す期間のことです。
http://itakiso.blog.shinobi.jp/Entry/51


ところで、先日某所から頂いたものに 「官公庁の規定による忌服の期間」 というのがありました。
この期間が、私たちが 「一般的な忌服期間」 とするものと随分と異なっています。

分かりやすく対比して記してみます。
ちなみに手にした資料では、続柄の記される順番も異なるのですが、対比の都合上一般の忌服期間表にあわせることにします。

死亡者の続柄 一般の忌服期間 官公庁の規定
父母 50日 7日(血族父母)
祖父母 30日 3日
曽祖父母 30日
配偶者の父母 30日 3日
30日 10日(配偶者)
20日
嫡子 20日 5日(子供)
末子 10日
伯叔父母 20日 1日
兄弟姉妹 20日 3日
従兄弟姉妹 3日
甥姪 4日
1日
配偶者の父母 3日
配偶者の曽父母 1日
配偶者の兄弟姉妹 1日


恐らく、官公庁の規定は忌服休暇の日数と言う意味なのだと思います。
そうだとすれば、一般にいう忌服期間というのは、神事や祝い事を慎む期間ですので、意味合いが異なりますので、日数については短いのは仕方がないと思います。
しかし、日数の長短のバランスが、一般と官公庁で異なることに気づくと思います。
親の死よりも、配偶者の死の方が期間が長いのですね。
核家族化して、親族間の距離が変わってしまっているということでしょうか。

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第5回 親子木工教室

親子木工教室5月4日のみどりの日に、今年も親子木工教室を開催します。
この催しは、氏子地区内にある北浦商店さんの全面協力の下行っているもので、今年で5回目になります。
小学校低学年児童で充分に行える内容の木工作で、木工小物や玩具をつくります。
作業内容は簡単ですが、親御さんがお手伝いをしてあげることで親子のふれあいの場にもなるという企画ですので、必ず親子での参加をお願いしています。
尚、費用は無料。事前申込み制ですので神社までお電話下さい。(インターネットでの受付はしておりません)

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やまとごころ周遊記(古事記編纂1300年)

やまとごころ周遊記西日本の高速道路運営・維持管理を行っている NEXCO西日本 が、今年(平成24年)の古事記編纂1300年を記念して 「やまとごころ周遊記」 というラリーイベントを開催しています。

ラリーカード西日本各地にある、神話にちなむ場所や古代の趣を残す場所を訪れ、訪問証明のカードを集めるという企画で、4月16日~12月31日まで開催しています。
伊太祁曽神社も 『古事記』 には、御祭神の大屋毘古神が大国主神の命を助けたといういわゆる「木の俣くぐり神話」が記されていることから、このラリーのチェックポイントになっています。当神社を参拝すると、写真右のカードが入手できます。

カード2枚から応募できるようです。
くわしくは NEXCO西日本 のサイトをご覧下さい。
http://www.w-nexco.co.jp/drive_porter/yamatogokoro/

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木祭り チェンソーカービング実演奉納

開始前すっかり恒例となった、世界チャンピオン 城所啓二氏 による、チェンソーカービングの実演奉納。
昨年までは授与所前でカービングを行っていましたが、旧授与所の移転により広い空間が確保できましたので、カービングの場所を変更して行いました。そのためより多くのギャラリーが360度から見ることができるようになり、写真の様な大賑わいに。

毎年、翌年の干支を彫ってもらっていますので、今回は 巳 即ち蛇ということになるのですが、果たしてどんな風に出来上がるのか・・・。

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紀元祭・講演会

紀元祭講演会2月11日の建国記念の日に、紀元祭を斎行いたしました。
祭典では、日本の国の誕生を言祝ぎ、参列者全員で 紀元節の歌 を奉唱しました。

祭典に引き続いての講演会は、今年は 和歌山医科大学脳神経外科の上野雅巳先生を講師にお招きし、

脳の話 ~脳卒中と認知症について~ と題してお話頂きました。

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紀元祭講演会

既に直前になってしまいましたが・・・。
毎年恒例の、紀元祭後の講演会のご案内を致します。

紀元祭講演会 (2月11日 紀元祭斎行後引き続いて)

演題 「脳の話 ~脳卒中と認知症について~」
講師 和歌山医科大学脳神経外科 上野雅巳先生

祭典への参列及び講演会の聴講は、どなたでもどうぞ。
2月11日 午前9時50分までに社務所にお申し出下さい。


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